今週の取引 と振り返り
売り:iシェアーズ優先株式&インカム証券(PFF)、ハーツグローバルHD(HTZ)、チョイスホテルズインターナショナル(CHH)、ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI)
買い:NSD、純金上場信託、アメレスコ(AMRC)、エクスペディア(EXPE)、ゼネラルダイナミクス(GD)、ライブネイションエンターテイメント(LYV)
積立:SMT欧州株配当貴族インデックス
- iシェアーズ優先株式&インカム証券ETFを売却しました。安定した毎月配当は興味がありましたが、特に必要としているわけではなく、債券的なものは今は避けた方が良さそうと考えたためです。
- 上記PFFを売却した代わりに安全資産として一般的に言われている金を買っています。金利上昇局面では必ずしも有利な選択とは思えませんが、現金以外の避難先として選ばれていく可能性はありそうです。純金上場信託にしたのは一応現物が国内にあるため、ただの投信よりは安心という理由です。
- 経済再開銘柄のレンタカーのハーツとチョイスホテルを売却しました。銘柄整理のためで、代わりにエクスペディアとライブネーションを買い増しました。
- ブリティッシュアメリカンタバコを売却しました。配当狙いで買ったわけではないので、とりあえず値上がりしたためです。また今月から欧州株配当貴族インデックスを買い付け&積み立てることにしたので、今後この銘柄もそちらに引き継がれることになります。
- 新規として国内ではNSDを買いました。日本株ポートフォリオに情報技術が無くなったためと、安定性のある優待株を増やすという目的のためです。
- 外国株も色々と売却したため新規で2銘柄買いました。アメレスコはエネルギー価格の高止まりは続きそうなので、新エネルギーの導入が進む可能性が上がったためで、ゼネラルダイナミクスはウクライナがどうなるかは分からないものの、どう展開しても今後の対立は深まり、軍事的な牽制は増えていきそうというのが理由です。
エクイノール(EQNR)
北欧最大のエネルギー企業でノルウェーの豊富な天然資源をもとに原油・天然ガスの企業として成長してきました。現状エネルギーの高騰により恩恵を受けているのは他のところと一緒ですが、大きく異なると思われるのは2点あり、1つは現在エネルギー会社は投資先として避けられておりダイベストメントといった資金不足の問題がありますが、こちらはノルウェー政府が筆頭大株主のためそういった懸念は少ないと思われます。むしろノルウェーの政府系ファンドは他国のエネルギー関連企業から投資を引き上げているため、自国に有利になるよう露骨な投資政策を取っている気もします。そしてもう1つ異なる点はエネルギー企業にありがちな環境団体等からの非難ですが、これもこの会社には世界の中で環境政策で先頭を走っているノルウェー政府が控えているため、環境団体も安易に口出しできないという状態です。そのため今後も需要の伸びが期待できる従来エネルギーの油田・ガス田の開発は計画されており、自由に進められるようです。なお従来エネルギーで得られた利益は新エネルギーに投資していくようで、それらも環境政策を推し進めているノルウェーの青写真があるため計画的に進んでいきそうです。日本ではENEOSが行おうとしている企業の事業転換を見本のように進めている会社という感じです。
日本で最近話題になったのはこちらのニュース。原発4基分の風力発電ということで、国内企業とはスケールが違います。
なおとっても短期的な見方ですが、もしロシアがウクライナに侵攻すれば西側は天然ガスを別のところから購入する形になると思いますが、その場合まずは同一エリアの北欧からというのは選択肢に上がり、株価的には有利になる可能性があります。ただ供給余力はないかもしれないので、値上がり分だけプラスとなるぐらいだと思います。