4月は意外にも株式市場は好調でしたが、米国では相変わらずの物価の高留まりと金利の上昇、地方銀行の預金流出などによる金融不安、強い雇用によるコストアップで企業収益の悪化など、とても市場環境は良いとは言えません。そんな中でもマイクロソフトを筆頭にメガテックの復活が目立ちましたが、それ以外では食料品、医薬品、医療機器などの上昇も目立っていました。今後の相場の見通しとしても景気は悪くなる方向のようなので、セクターとしてヘルスケアは抑えておきたいところです。ヘルスケアの良さはよく拝見しているブログで細かく書かれていますので、こちらを参考にして下さい。
米国ヘルスケアで代表的なところとしては紹介されているVHTなどの米国ETFで、国内からだとどうしても高コストのアクティブファンドぐらいしかないため、これまで仕方なくドルを買ってETFを購入するのが一般的だったと思います。ところが何気なく見ていると今月新しい投信が発売になったようです。
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ポートフォリオ構成は多分こんな感じだと思います。
この投信のメリット、その他感じたことは以下のような点です。
・国内投信なので円建となり、ドルを用意する必要はない。
・株価+為替で価格は判断できるため、管理はしやすい。
・こちらの投信は買付手数料はかからないため、売買はいくらしても無料。
・システム的な管理のためか信託手数料は0.253%とアクティブにしては安く設定されている。
・最低買付単位は100円からなので、手軽に投資しやすい。
・全銘柄に対して時価比率ではなく、均等にしているのは資料の通りプラスになるかはわからない。
・償還日設定はあるが、2045年なのであまり気にしなくても良さそう。
発売してすぐのため、隠れコストなど不明な点もありますが、とりあえず100円で米国S&P500のヘルスケア銘柄全部に投資できるというのは面白そうなので、買ってみることにしました。
それではまた来月末で。