端株でのんびり投資日記

気の向くままに端株でのんびり投資した記録の数々です

米国株1銘柄追加(自分用メモ)

今週は順調(楽観的?)な動きで米国株は上げてきていましたが、最後で躓いた感じになってしまいました。雇用の強さがサプライズとなったようなのですが、むしろ予測された結果なのに市場が驚いたことに、むしろびっくりといった感じです。そのへんで感じた事は先月の結果で書いた事と同じですが改めて考えとしてまとめておきます。

  • コロナから労働者が戻っていないので、労働参加率は上がっていない。労働力を支えていた移民の人は減っている。つまり絶対的な労働力が不足している。
  • 今の金融政策で影響を受けているハイテク、投資銀行は影響が大きく人員削減はしているが、全体から見れば大した数ではない。
  • 統計の数字では高所得者層が解雇されるので、平均給与もしくは雇用コストは低くなり、見た目では雇用が弱くなったように見えてしまう。
  • ソーシャルワーカー、サービス業等の大勢のエッセンシャルワーカーの人手不足は解消しているように思えない。
  • 上記の人手不足も人員削減が進んでいるので、いずれは問題も解消されるだろうという予測があるが、別にマイクロソフトシステムエンジニア介護士になったり、ゴミ収集者に転職するわけではないので状況は変わらないし、今の金融政策で本当に解消するのか疑問。
  • ISM非製造業総合景況指数が1月に大幅に改善されて驚かれているが、その前の12月といえば、「The Day After Tomorrowなみの大寒波が来ていて、全米各地が混乱していた。そんな状況で買い物に行ったり、遊びに行くわけが無いので、サービス業の指数が下がるのは当たり前で、一時的なものだった。
  • ここまでの情報では景気は良さそうに思えるが、ハイテクの人員削減は実際行われているし、半導体の在庫は積みあがってきているようで、コロナ後の過剰投資や生産がたたって、景気は確実に悪くなっているように思える。
  • パソコンの売り上げが減少したりと物価が下がりそうな情報はあるが、一方でフライドポテトなどの食料品はあまり下がっているように見えないので、インフレは指数ではピーク越えかもしれないが、食料品の高止まりが続けば実質は改善されていないように思える。

以上のように書いていくと、今の景気やインフレ等は注目する指標で良くも悪くも見える状態なので判断は難しいということになります。そのため金融政策も定まらないということになり、結局金利もどうなるかわからないという感じです。ただ今のところ雇用に関しては気にしているようなので、当面雇用が強い限りは金利は上がるし、高止まりするだろうという予測は今のところ個人的には変わっていません。

問題は投資はどうするかですが、結局のところ、繰り返しになりますが、どの統計の数字を見るかと受け止めるかによって金融政策も景気も判断が分かれる状態なので、どうすればいいのかわからないという結論になり、困った時は世界株式+現金が一番無難な方法だと思います。

ただサテライト投資も行っている以上、とりあえずリターンは狙っていきたいと思っているので米国株で今週1銘柄追加しました。

ELF(e.l.f. Beauty)

米国のプチプラコスメの会社です。まだ日本には未上陸で国内の知名度は低い気がします。一応選択理由を上げておきます。

  • 景気は悪くなりつつあるが、雇用は当面強い状態が続きそう。
  • 雇用が強ければ、消費も当面底堅く推移すると予想される。
  • 仕事はあるけれど、インフレでお金はあまり余裕が無い。
  • 食料品等の生活必需品は高止まりしているので正直NBでなくてPBでも構わないが、やや嗜好品のコスメは安くてもいいものが使いたい。

この考え方があたっているかどうかはわかりませんが、いまのところ業績は良さそうです。以前から気になっていた会社だったので、もう少し早くインすれば良かったかもとは思います。

それではまた月末で。

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