端株でのんびり投資日記

気の向くままに端株でのんびり投資した記録の数々です

米国株1銘柄追加(自分用メモ)

みなさんが待っていた米国雇用統計の数値が今週は色々と発表されました。その内容はあちこちのニュースやブログで見る事ができると思うので詳細は書きませんが、結論としては雇用はまだまだ強いということでした。物価もそう簡単には下がらないと思うので、金利はまだまだ上がるのでしょう。ただ一方で企業決算はどんどん悪くなっているので、もう十分不景気に突入したように思います。

前回のメモでも雇用は強いという判断はしていましたが、その時と少し変化があったのは今回の統計ではエッセンシャルワーカー等のサービス業関連の雇用が増えて、これまで人手不足が深刻と言われていた業界でもやっと改善が見られてきたという点です。ではこれを機に今後さらに雇用は増えて、企業収益は悪化して、いずれは失業率も上がっていくのかというと、それはまだわからないという判断です。

その理由として今回の人手不足の原因の一つであるコロナで働かなくなった人が戻っていないという点が解消されていないためです。その点について、給付金が沢山入ったため一時的なもので、いずれお金が無くなれば戻るだろうという意見はありますが、それは部分的に正しいという気がします。というのは、お金は少なくなればいずれ戻ってくるとは思いますが、だからと言って以前のようにフルで働くかどうかはわからないためです。分かり易い記事があるので参考にしてください。

どちらの記事も概ね同じような論調ですが、コロナとその後のインフレで働くことに対する意識が変わり、労働者は頑張ってもそこまで得られるものは多くないため、それなら適当に働いて、人生を楽しもうという感じになっているようです。これが多くの人で共有される考え方になると社会全体でワークシェアリングという形となって表れるため、人手不足は解消されるのに時間がかかることになりそうです。

この働き方に関しては真っ当な考え方だと思うので、応援したいところですが、欠点としては企業の成長力は落ちるため、投資のリターンは低くなる可能性が高いというところです。そのへんをどう考えるかが、今後の投資対象の絞り込みで難しくなっています。ただその辺も考慮して、海外銘柄で追加した会社があります。

追加したのはFWONA(Formula One Group)です。レーシングスポーツビジネスで長い歴史を刻んだその存在は唯一無二といえ、多少の不景気では揺るがないと思います。今後ポートフォリオ上位に入ってくるかどうかわかりませんが、働き方が変わり、趣味に時間を割く比率が増えれば、業績もまだ伸びる余地があると期待しています。

 

それではまた月末で。

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