端株でのんびり投資日記

気の向くままに端株でのんびり投資した記録の数々です

2021/12/27~12/30 今週の取引と振り返り

今週の取引 と振り返り

売り:ロイヤルカリビアンクルーズ(RCL)

買い:eMAXIS-Slim全世界株式(オールカントリー)

昇格:ライブネーションエンターテイメント(LYV)

  • ロイヤルカリビアンクルーズを売却しました。オミクロン株拡大を懸念して過度に売られていたので買い戻しましたが、オミクロンはやや落ち着いてきてワクチンも従来品で効果もあるということで、株価も戻してきました。ただクルーズ銘柄は経済再開銘柄の象徴的な存在となっていて、常に期待値が高く、一定のところまでは戻しても、その後伸び悩む傾向があるようです。多分今の株価にクルーズの本格再開まで織り込んでいる気がするので、今後の伸びしろは大きくないと思ったのが売却理由です。

もう少し戻してほしかったのですが、クルーズ船で多分オミクロン株のクラスター発生が頻発しているようなので、また下がるかもしれません。

  • 今週はSlim全世界株式の積み立て週だったので、いつものように買い増しました。今年最後の積み立てですが、結局オールカントリーで通しました。以前は国内優待株も多かったので日本除くにしていましたが、コロナで優待株はだいたい売却してからオールカントリーに切り替えています。ただ国内株式市場は不調なので、再度日本除くも検討していましたが、結局それはやめることにしました。理由はむしろネガティブで、世界株式の中で日本株の存在感がどんどん薄れているので、オールカントリーにしても大して影響が無さそうだからです。

  • 監視銘柄のライブネーションエンターテイメントを昇格しました。米国トップクラスのコンサートプロモーターで事業内容はコンサート開催、チケット販売、コンサート会場運営の総合的なイベント会社です。経済再開銘柄の本命でしたが、適当に買い増していて、ちょうどロイヤルカリビアンを売却したので入れ替わりに主力に入ることになりました。クルーズ業界も寡占状態ですが、コンサートライブはさらに有力なアーティストを抑えていれば唯一無二の希少性があり、間口はクルーズより低く、参加者も多いため成長性は期待できそうです。コロナの影響で業績は厳しくなっていましたが、落ち着けば業績回復は見込まれ、合わせてコロナの環境下でライブ配信が一般的になり伸びたことと、今後はメタバースにより会場キャパを遥かに超えた可能性が出てきました。

メタバースの可能性

ちなみに会社はこんな感じ。そのまんまライブの会社です。

今週の相場の印象

  • 国内市場は製造業を中心にちょっと良くなった感じでした。ただ下げ続けている銘柄は相変わらず多く、どんどん2極化してきた印象があります。時期もあるため仕方ないのですが、相変わらず取引は薄いようで、さらに政策的に引っかかる話題が多いのが今後に影響しないか気になるところです。もともと出ていた賃上げすれば税制を優遇に加えて、賃上げすれば入札を優遇とか、取引条件不明なまま中小企業の値上げ交渉で価格転嫁を円滑にしなければ指導が入るとか、一見正しいことをしているようですが、政府が過度に干渉すると、社会主義みたいに成長性を阻害して投資家からは好まれないだろうと思います。まあ株価は全く気にしない政府なので仕方ないのかもしれません。

国内の明るい話題といえば、これぐらい。倫理的に極端に問題無ければ、干渉されることなく表現の自由は守られるべきだと思います。

  • 米国株はサンタラリーだそうです。多少の悪材料があっても全て織り込み済みとなり、いつのまにか強気シナリオができるため上げてしまいます。悪材料に反応しながら、それに代わるセクターが出てきて総合で上げてしまうため、もうどうでもいいです。

今後の予定

米国はまだ取引がありますが、2021年はもう締めて、一応区切りとしてまとめていきたいと思います。

雑記

日本株は相場がどうとか言う前に、その存在感が薄れているのがとても気になります。政策的な影響もあると思いますが、東証ももう少し考えてほしかったというのがあり、残念です。

結局多数の銘柄がプライムになることになりました。海外からの指数買いには向いてなさそうです。

とりあえず市場から資金は抜けているみたいです。

政策の影響もあり、もともと給料は抑えて失業率は低くしていたのが、給料だけ上げようとしたり、企業間で競争して成長するのに、危なくなったところに資金を供給して倒産を避けさせようとしたりと、やさしい政策が目立ってきました。本来はコロナで需要も変わるため、事業転換や業態転換を積極的に進めるものだと思っていたのにあまり変わっていません。一方で東証は企業の選抜をするはずだったのに、やさしいルールでほとんどが優良企業と認定されることになりました。それはまるで本当にあったのか疑問ですが、運動会の徒競走でみんなでゴールと一緒の状態です。もしこれが世界共通のルールとしてやってくれるなら問題ないのですが、普通に考えたらそんなに甘くはないと思うので、むしろ個人レベルでも会社でも努力して成果を出しても報われない社会になりそうで、この先心配な状態で新年を迎えてしまいそうです。

  f:id:kamekichi-s:20200711181706j:plain