今週の取引 と振り返り
売り：ジャパンエレベーターサービスＨＤ、アマナ
買い：サービスコーポレーションインターナショナル（ＳＣＩ）、アポロメディカルＨＤ（ＡＭＥＨ）
- ジャパンエレベーターを売却しました。独立系のエレベーターメンテナンスの会社で同業者を買収しながら成長してきましたが、決算が期待に届かなかったのか下げていて、この際なので全て売却しました。少し前から感じていたのですが、この会社に限らず内需のビジネスモデルとしては良さそうなところが値を崩した後に戻って来ないところがあり、例えば日本Ｍ＆Ａ、ＩＲＪ、ＳＭＳ、ＭｏｎｏｔａＲＯ等で、これらから内需の成長の限界というのを感じたのが売却の理由です。
- アマナを売却しました。画像等のコンテンツ提供の会社という認識ですが、保有目的は優待だったので、毎年お米を４ｋｇ頂ける会社という印象しかありません。業績はずっと悪くて、それでも優待廃止になるまでは保有しておこうと考えていましたが、よく考えると廃止前提で優待株を持っているのは変な状態だと思ったのが売却理由です。
- サービスコーポレーションを買い増しして、主力ポートフォリオに移動しました。米国トップの葬儀会社で同業者のブランドは残したまま買収を続けて成長しています。以前保有していましたが、おおぶねに含まれていたので一旦売却して、その後監視は続けていたところ、売られ過ぎというのと収益が以前より改善されていたので少しずつ買い増してきました。ポートフォリオのバランスとしてもジャパンエレベーターとの入れ替わりの形となって、ちょうどいいのではないかと思います。
- アポロメディカルを買い増しました。直近高値から３割ぐらい下げていたので少し買いましたが、さらに下げたら買い増すか、全て売るかは決めてはいません。
今週の相場の印象
- 国内市場は海運が強かったですが、それ以外は好決算の製造業が買われていたぐらい印象しかありません。その日の材料に飛びついて買われている感じで値動きが荒い相場だとは思いますが、とりあえずコロナで抑えられているため伸びる感じがしません。
- 米国株は指数で高値更新というのは見たので好調な相場なようです。今週は製造業に強いところが多かった印象で予算のニュースが反映されたように思います。ただ週後半で大型ハイテクに上げるものも多く、相変わらず日替わりの掴みどころの無い相場なのでＶＯＯとか保有していれば、あまり心配しないで過ごせるように思いました。
- 中国株は今週は半導体、オンライン保険あたりが政府の標的になっていたようです。今週も米国上場予定だったところが見送ったとか、国営通信会社が米国上場廃止になっていたので上海に上場予定とか、一応国内回帰になっている流れは変わらないようです。
今後の予定
- 日本株、米国株はだいたい整理がついたので、今後は中国株について見ていきたいと思います。それに際して大まかに考えをまとめました。
中国株については先月の塾関連企業に対する非営利化のニュースのインパクトが大きかったのですが、それ以前の情報からたどっていくと何となくの流れはあるように思います。
方向性でわかりやすのはこの発表で、これまで情報技術系に偏っていた成長を抑えて高付加価値の製造業を中心として今後伸ばしていくという方針です。
製造業だと雇用も広がり、猛勉強しなくてもある程度安定した仕事につけるのではないかと思います。とりあえず寝そべっている人を起き上がらせたいという事でしょうか。
製造業は中国でもあまり人気は無いようで、少子化が進む中では高学歴でホワイトカラーが高収入で人気でしたが、国策で技術系、又は技能職との格差を無くすようです。
もともと情報技術は進んでいましたが、製造業に生かせそうな基礎研究も着々と進めているようです。
基礎研究向上の計画については少し前ですが、こちらの方がわかりやすいです。
とりあえず結論として今回上げた記事とかをもとに考えると、高付加価値の製造業というのが投資対象としては出てきますが、イメージとしては生産技術・エンジニアリング関連、もしくはヘルステックあたりが面白そうという感じがしています。
雑記
オリンピックがありましたが、おかげで溜まっていた漫画やアニメをどんどん消化できて有意義な時間を過ごす事ができました。思っていたよりも時間ができたので、久しぶりに読み返しもできました。
きっかけはこちら、続編が出るとは思わなかったですが、やっぱり面白いです。
実写版は見ないのですが、参考までにこちらをあげておきます。
最近漫画だと異世界、悪役、○○さんあたりが多く、それはそれで面白いのですが、さすがにそればかりだと飽きるため、そういう時に今回のような地味でもきっちりしたストーリーの漫画の存在は有難いので、これからも探していきたいと思います。当然ながら投資でも今はＥＶ、ＥＣ、ＤＸなど分かったような分からないテーマに溢れていますが、そういう時に地味でも葬式、廃棄物、不良在庫といったワードが入った銘柄があると何となく安心できます。
