今週の取引 と振り返り
売り：Ｋａｉｚｅｎ ｐｌａｔｆｏｒｍ、ファイブナイン（ＦＩＶＮ）
買い：農林中金長期厳選投資おおぶね
昇格：ロイヤルカリビアンクルーズ（ＲＣＬ）
- 日本株でＫａｉｚｅｎ ｐｌａｔｆｏｒｍを売却しました。ビジネスモデルは悪くないし、直近の下げも子会社の為替差損によるものなので特に問題視はしていませんでしたが、改めて見ると特別な強みがあるほどでもない気がしてきました。広義でＤＸのコンサル系だとベイカレントコンサルティングも保有していて調子が良さそうなので、こちらに集める事にしました。後は単純に他に気になる銘柄が出てきたため、資金の捻出というのも大きな理由です。
- 外国株でファイブナイン（ＦＩＶＮ）は一部売却して監視銘柄とすることにしました。クラウドによるコンタクトセンターのサービスですが、事業内容は特に問題はないものの、それなりに競合もあるためか株価は伸び悩んできたことが気になりました。またこちらに限らず、昨年大きく上げていた新興情報技術関連でも利益を出していないところは全体に戻りが悪く、今後もその傾向は続きそうというのも理由です。
- 外国株で売買は伴わないものの、ロイヤルカリビアンクルーズ（ＲＣＬ）を監視銘柄から主力ポートフォリオに昇格しました。クルーズの再開も目途が立ってきている中で、やっと動きも出てきました。今の水準で買い増しは考えていませんが、今後も下げはあると思うので、その時に買い増しする予定です。旅行関連では航空会社は世界中に沢山あるのに対して、クルーズは実質的に世界で３社の寡占状態なので、再開されれば恩恵は大きいのではないかと考えています。なおＲＣＬにしたのはご飯が美味しいという評判だったので、長い航海では重要な要素かと思っての事です。
今週の相場の印象
- 国内はワクチン接種が増えたという理由で一瞬旅行・飲食関係が上げていました。やっと１０％を超えたぐらいなのでまだまだとは思いますが、それに関してはいずれ接種率が上がるので問題は無さそうです。しかし気になっているのは本当に消費が伸びるのかという点で、米国のように個別の給付金が十分あったわけでは無く、給与的にも今年はボーナスは全体的に減りそうで世帯収入は下がるのではないかと思われ、そんな中でお金を持っている高齢者層だけでは消費はそんなにという気がします。あと企業収益は改善されていますが、日本は特にコスト削減の効果が大きそうで、個別で見れば正しいものの、社会全体で考えればかなり消費が落ちそうです。まあ社内外も含めて無駄な出張が無くなりオンライン会議主体となったり、意味のない会食が減っていくのは個人的には良い傾向だとは思います。
- 米国株はヘルスケアが強い週で、保有銘柄も上げているようでした。このタイミングで何故というぐらいだったので、このまま継続する感じはしませんが適度に循環しているようで悪い傾向ではなさそうです。
- アジアは全体的に持ち直し傾向で、特に強かったのは中国のＥＶとインドの情報技術で、それぞれ継続するのかわかりませんが、買っていくならインドの情報技術の方かと考えています。本来ならＩＮＦＹを押し目で買い増しておけば良かったものの、完全に見過ごしていました。
今後の予定
- 国内は主力ポートフォリオ候補を何社かチェックしているので、今後監視を続けながら、どこかで買い増ししたい思います。
- 外国株は全般的に上げてしまったので、しばらく見送りの方が良さそうです。探すとすればハイテク、ヘルスケア、消費関連でまだ評価が十分ではないような銘柄となるのでしょうが、そんな都合の良い銘柄はないでしょう。
雑記
ホンダがエンジン関連を徐々に縮小しつつあるようなニュースを聞くようになりました。企業規模から考えると全方位より、ある程度絞って大きく変更せざるをえないのかもしれませんが、今年のＦ１の状況見ていても残念な気がします。一方でホンダや自動車関連はもとより、国内製造業で気になるのは国内はマザー工場として海外の新設工場に技術移転するような方針だったはずなのに、むしろ今は海外の新鋭工場の方で出向している中堅の経営者層が判断して新しい事に取り組むことが増えている点です。国内では関連部署の許可取りが沢山で面倒とかもあると思いますが、要はリスクを極端に避けているだけとも思います。今の傾向が続くと本当に企業は海外で生き残っても、国内雇用は減っていくのが心配です。
春アニメももうすぐ終わりですが、日常系もいいのが色々ありました。ホンダがどうなるのか気になりますが、ＥＶにすべて変わっていくのでしょうか。
今期のゆる系ではこちらも良かったとは思いますが、それぞれ続編はどうなるか気になります。
