端株でのんびり投資日記

気の向くままに端株でのんびり投資した記録の数々です

ESG銘柄のNEE(ネクステラ・エナジー)に新規投資しました。

NEE(ネクステラ・エナジー

ネクステラ・エナジーは公益事業持株会社。主要子会社フロリダ・パワー・アンド・ライトはフロリダ州で発電、送電、配電、小売事業を手掛けています。ESG銘柄として有名な理由はもう一つの子会社のネクステラ・エナジー・リソーシズで風力発電太陽光発電などのアメリカの再生可能エネルギー企業で世界最大規模を誇っているためです。また経営面で他の公益企業との違いとしてキャッシュフローがプラスで、膨大な負債を抱えず、資金面では政府助成金や優遇税制措置を利用することで事業として成り立たせている点が優れています。また顧客面でもグーグル、マイクロソフト、アマゾンといったハイテク企業と長期契約を結ぶことで販売の安定化を図っており、ハイテク企業側は環境面でアピールでき、両者でメリットを享受していることも注目点です。なおこれ以上の会社紹介は他にきれいにまとめられているブロガーの方が沢山いらっしゃるので、代表として「Grow Rich Slowly シーゲル流米国株投資で億万長者になる!」をされているHiroさんのページをリンクさせて頂きます。

growrichslowly.net

ネクステラ・エナジー投資の目的

こちらの銘柄は国内外割安株の中の海外大型高配当株のポートフォリオに追加する予定です。現在のポートフォリオ内の銘柄は次の通りです。

シェブロンロイヤルダッチシェルエクソンモービル、AT&T、ベライゾン

アルトリア

エネルギー株が半分を占めており、これはESGに反するという点でずっと売られてきた銘柄でしたが、さすがに織りこみ済みではないかというのと、これからもエネルギー需要はあり、配当も安定しているので、ここより下はあまり無さそうだと思いまとめて買ってみたものになります。但しESGは感情に左右される側面も持つため、何かの理由で売られる可能性もあり、その時にエクステラエナジーが入っているとバランスが取れるだろうという目的で入れることにしました。

ネクステラ・エナジーの最近の株式パフォーマンス

エネルギー2社の組み合わせとS&P500と比較してみます。条件はリバランスが1回/年で配当再投資で行っています。エネルギー2社は当然上回っていますが、S&P500に対しても倍のリターンとなっていました。

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グラフで見ても一目瞭然です。昨年からの伸びは急激すぎるように思います。

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直近5年間でマイナスの年はありませんでした。昨年もプラスで抜けています。

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表記の配当利回りはそんな高くないのですが、こちらの集計ではインカムはエネルギーよりも多いとなっていました。

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以上のことから株式のパフォーマンスは文句のつけようのないほどの結果となっています。但し公共事業会社なのでこのような成績が今後も続くとは思えません。

まとめ

最近のパフォーマンスの良さが逆に心配になりますが、一応ポートフォリオに追加して次のような効果を期待したいと思います。

  • ESG銘柄としてエネルギー関連銘柄との相関性の低さからポートフォリオ全体のバランスを調整できるようになってほしい。
  • 公共事業銘柄としてS&P500とも相関性は低いように見えるので、全体の相場が低調な時に安定した配当で貢献してほしい。
  • 来年の大統領選に向けてウォーレンリスクが低減できる銘柄として効果を発揮してほしい。

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