端株でのんびり投資日記

気の向くままに端株でのんびり投資した記録の数々です

SDY(SPDR S&P米国高配当株式ETF)を売却して色々と振り分けました。

SDY

SPDR S&P 米国高配当株式ETFは、米国籍のETF(上場投資信託)。S&P High Yield Dividend Aristocrats Indexに連動する投資成果を目指す。S&P1500指数の構成銘柄のうち過去20年にわたり毎年、継続的に増配する経営方針を取る企業株を対象としています。

セクター構成

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売却理由

こちらのETFはディフェンシブという位置づけにしていましたが、構成からわかるように思ったよりも守りに弱かったというのが一番大きな理由です。但し構成銘柄が悪いわけではなく、金融も地方で堅実にビジネスを行ったいるところが多く、資本財・素材にしても特定分野で強いポジションを持った企業が中心となっているため、通常の不況であれば競合に対してより差を広げるチャンスとなるのですが、今回の場合は市場そのものが縮小しており、今後もちょっと読めない部分があるため、当面シクリカル系の銘柄が多いETFは避ける事にしました。

その他ETFの取り決めとして時価総額下限設定がかかり出しており、それを下回ると売却される銘柄があるため、短期的には不利かなと思います。もちろんこのルールにより、将来的に問題が発生しそうな企業を早めに排除する事につながる可能性もあるため、一概に悪いルールではないのですが、それらによって優良企業を外す可能性もあります。また連続増配括りとしているため、増配をやめたり減配したところで優良なところも外れる可能性があり、配当括りのETF保有しにくいという結論になりました。

売却後資金の振り分け

国内大型高配当株売却に合わせて進めていたディフェンシブ系のETF2種にだいたいは振り分けました。

  • KXI(iシェアーズ グローバル生活必需品ETF
  • IXJ(iシェアーズ グローバルヘルスケアETF

SDYの銘柄は配当系というよりは長期的な成長期待株が多いため、その中でも資本財、サービス、素材の中から成長株として残しておきたい銘柄は個別株として買いました。

  • ROP(ローパーテクノロジーズ)
  • ROL(ローリンズ)
  • ECL(エコラボ)
  • WCN(ウェイストコネクションズ)-WM(ウェイストマネジメント)の代替

SDYは今回売却したとはいえ、特定分野に強い優良銘柄が揃っているため、今後も銘柄検討の参考にはしたいと思います。また連続増配20年以上の中小型も含めた米国株で幅広い分野の企業に対して、配当加重方式でポートフォリオを組むというコンセプトは悪くは無いです。たまたま自分には配当括りで金融・エネルギーも含まれているため向いていないと判断しましたが、サテライトの候補として可能性のあるETFだと今でも思っています。