２０２３年１０月末までの投資状況をまとめました（１０月２７日締）
１０月の株式市場はイスラエルで相場が複雑になってしまいました。世界的に相場は弱いものの、ぎりぎりで踏みとどまっていて、まだ下げ余地がありそうです。
相場の事は一旦置いといて、今月は為替について考えてみました。円はとうとう１５０円を超えてきましたが、いまのところ日銀は介入してきません。ではそのうち金融政策を変えて、金利を上げてくるのかというと、個人的には大きな介入もできず、金利も大して上げてこないだろうと予測しています。理由は金融政策の見直しの前提条件として、物価上昇は２％以上を継続していますが、もう一つの賃金上昇が追随することというのはまだ実現できておらず、来年の賃上げは期待できないと思っているからです。もしそれを無視して金利を上げると円高にはなる可能性はありますが、それによって外需企業の収益が悪化し、国内の借入金に頼っている中小企業や、住宅ローンを抱えている個人の負担が増加して景気の大幅な悪化が見込まれるため、日銀はそこまで踏み込めないと思います。またそもそも為替の強弱は通貨の信用度によるものだと思いますが、今の国内政策の状態に期待できるものは無く、ＧＤＰはドイツに抜かれ、さらに転落も予想される、そんな日本の通貨が買われるとは思えません。
そんなことを考えながら株式の買い待ちにしていたドル定期がとうとう５.４％の金利まで上げてきました。そのためドル資産の大半はそのまま定期継続で、まさに投資から貯蓄の時代になってきた、そんな１０月の結果です。
対前年末 ＋１８.２％（先月比 －２.４%）
複合ベンチマーク
対前年末 ＋１４.３％（先月比 －３.３％）
複合ベンチマーク構成
ｅＭＡＸＩＳ Ｓｌｉｍ国内債券インデックス ２５%
ｅＭＡＸＩＳ Ｓｌｉｍ全世界株式（オールカントリー） ７５%
