2023年5月末までの投資状況をまとめました(6月2日締)
5月は国内外ともにハイテクが強い相場でした。中でも日本は半導体、米国はビックテックが牽引していた株式市場という感じで指数は上げていました。ただ強かった日本株も内訳で見ると上げ下げの銘柄数はだいたい半々で、必ずしも相場環境は良いとはいえない状態でした。
今後の見通しとして米国は悪い企業業績はさらに悪くなりそうで、ここまで良かった雇用と消費が変わってきたのが気がかりです。雇用に関しては新規雇用が大幅に増えたものの、失業率が少し上がったのは、ここまで働かないでいた人も、いよいよ働かざるを得なくなり労働参加率が上がってくるのではと思います。また消費も落ちてきて、小売が不調になってきたようです。ただ物価が下がる気配はまだまだなので、金利はもう少し上がり、年内の利下げは無いと思うのでそろそろ株価の上昇も頭打ちになるのではと予想しています。
日本株は日経平均がとんでもなく強い月でした。そのためあちこちで強気の意見が出ていますが、特定の銘柄だけで引き上げた相場なのでさすがにここからの上げは無いだろうと思っています。一方で配当と自社株買いの魅力のためか、インバースで仕掛けていくには躊躇する底堅さも見られるため、動き難い相場が続きそうです。
5月は幸いにも半導体とビックテックという分かり易い材料があったため、それがリターンにつながったような気がしますが、中小型の割安株は不調で数字を落としていました。次の牽引役は見つかっていないので、狙っていくならそういった最近不調の配当系、ディフェンシブ系あたりが売られていれば買ってみるというぐらいで考えています。そんなあやふやな状態で過ごした5月の結果です。
対前年末 +10.5%(先月比 +3.2%)
複合ベンチマーク
対前年末 +11.0%(先月比 +3.6%)
複合ベンチマーク構成
eMAXIS Slim国内債券インデックス 25%
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) 75%