今年の8月にスタートした、かっての高配当銘柄で今は無配当のGameStopへのギャンブルですが、不定期ですがその後の経過を確認をしてみます。
9月に挙げた主な出来事
- 9月の決算に少し期待されて株価が上がっていましたが、やはり目標にほど遠く悪い決算だったため一時的に株価は暴落しました。
- 本業とは関連しないアップルのサービス店を売却し、負債の返済に充てるようです。
- 採算の悪い店舗を約200店閉鎖して、利益率の向上を狙っているようです。
- 今まで株を買っていなかった取締役メンバーがインサイダーとして保有していることを公表しました。
先月までにあった新しい出来事
- 10月、11月は割引セールなどを行いながらクリスマスに向けて色々考えていたようですが、いまいちどれもパッとしないものでした。
- 株価は僅かながら上り調子でした。
- Michael J.Burry(マイケル・バーリ)氏のScion Asset Managementtが直近で保有している銘柄を公表しており、ゲームストップはトップでファンドの27%を占めていました(下記表)。
今月の決算発表(12月10日)内容
今四半期の売り上げが前年比26%減の14億4000万ドルとなり、かって年間売り上げ90億ドル以上だったのに対して、今期予想は71.7億ドルとされています。1株当たりの四半期損失は49セントと、アナリストの事前予想の16セントよりもさらに下回りました。それらの結果を受けて昨日は株価が20%近く下落し、終値でも15%の下落でした。
CEOの見解
業績が悪かったこともさる事ながら、理由として来年発売になるPS5があるため、消費者が買い控えているためで、今後も発売(来年の冬!!)されるまでは業績が上向くことは難しいということです。一応不採算店の閉鎖とか、新しいコンセプトモデルの店とかする予定です。
今後の予定
予想していたとはいえなかなか悪い決算でした。加えて来年の冬発売のPS5まで打つ手が無さそうな点がもっと心配です。私自身は先月末に資金の流出などが心配で半分売却して利確したので、やや負担は減ったのですが残りはそのままです。もし会社が再生すると思えば今回の値下がりは買い増しのチャンスなのですが、もともとそちらを期待していたのではなく、早期の自社株買いや身売りなどを見込んでの案件だったので、あんまり延び延びになって資産の棄損が進むとそれも難しくなります。さてマイケル・バーリ氏はどのように動いているのでしょうか。ファンドの保有株を見てみるととても真似できるような中身では無く、さすがに天才的な投資家は視点が違うのだと感じさせられました。とても自分にはできそうにないので、当面はこちらの銘柄も今の保有数で様子を見たいと思います。