端株でのんびり投資日記

気の向くままに端株でのんびり投資した記録の数々です

穀物メジャーのADMに新規投資しました。

新規投資銘柄

ADM(アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド)

穀物メジャーの2強の1つですが、新規投資することにしました。国内外割安株の連続増配優良株に追加しますが、このグルーブのSDYにも含まれている銘柄なので、実質買い増しになります。

こちらの会社の紹介ですが、無断リンクになってしまうので申し訳ないのですが、投資ブログをされている「鎌倉見物」さんが詳細な説明をされています。下手に私が書くよりもはるかにちゃんとしているので、こちらを見て下さい。

kamakura-kenbutu.com

ADMへの投資について(心情的な理由)

環境問題となっている廃プラスチックの対策

ストローなどで端を発した廃プラスチック問題ですが、対策のために代替となるものとして以下の2つなどがあります。

  • バイオマスプラスチック(天然由来の成分を原料として性能は通常の石油系プラスチックと同等)
  • 生分解性プラスチック(原料ソースはそんなに拘らないが、自然に廃棄しても比較的早く
    生分解して処理されるもので、性能は同等ではない)

これらの原料としてよく使われるものの中にトウモロコシがありますが、ADMはその扱いでトップ級なので、今後石油系プラスチックの代替として材料となる可能性があります。

最近話題にあがっている代替肉の材料として

ビヨンド・ミートが上場して話題になりましたが、その後もファーストフードチェーンが採用するなどで代替肉が少し普及してきています。これが一過性のものなのか、今後さらに広がっていくのかわかりませんが、もし一般的なものになった場合、例えば大豆などはその材料になる可能性があり、こちらもADMの扱いはトップ級です。

ADMへの投資について(実利的な理由)

米中貿易交渉の部分的な合意の可能性

もしかして部分的な合意がされるのではないかと期待されていますが、この場合中国はハイテク分野の優遇措置は取り下げることはないだろうというのは大方の予想です。一方で農作物の輸入再開については、中国でも食料・飼料の高騰や不足で不満が高まっているため可能性は高そうです。一方アメリカもトランプ大統領は票田確保のためここで農家の人を味方につけるため合意はしておきたい感じです。そのような思惑で合意されたら穀物の動きが良くなるためADMの業績にはプラスに働くと思われます。

もし以上のような材料が期待外れになった時は?

ADMは穀物メジャーとしてガーギルに続く最大手です。今後も食料は必要となるため、もし米中で部分合意がされなくても、これまで通りM&Aによって安定的な業績はあげていくことが期待できます。その裏付けとなるのが44年間連続増配の配当の記録で、もう少しで貴族から王様になれそうですが、その銘柄が今の株価で3.4%というのは長期で保有していても良い水準かなと考えています。とりあえずここからなら大きく下げることは少なそうなので、配当を頂きながら様子を見たいと思います。

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