端株でのんびり投資日記

気の向くままに端株でのんびり投資した記録の数々です

サンセイランディックから、パンの缶詰が届きました。

サンセイランディックから、パンの缶詰が届きました。こちらの優待はパン・アキモトのパンの缶詰になります。100株だと1年未満は2缶、1年以上で3缶頂けます。杉田エースのIZAMESHIと合わせると貴重な緊急用の備蓄食料となり、新しい品が来ると古いのを食べていますが、ちゃんと美味しいです。

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100株の場合で現在の株価では配当2.69%、優待1.01~1.51%で配当優待利回りは3.70~4.20%となります。パンの缶詰の計算は430円/缶で行っています。

さてこちらの会社ですが、不動産のカテゴリーですが行っているビジネスは権利関係が複雑な土地を買い取り、関係調整したうえで販売するという特殊なものとなります。主としては底地と居抜きのようで、どちらも対象となる物件に上物として住んでいる人と交渉したうえでの事となるため、他の不動産会社は手を出しにくく差別化のできるビジネスとなっています。昨年度までの業績は概ね順調のようですが、今期は増収減益見込みと直近の短信ではなっていました。

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今期の減益見込みはまだはっきりとはしていませんが、これまでの業績の推移を見ていると安定して成長はしている感じで、今後も期待はできそうです。その理由として底地に関して少し調べてみましたが、土地を保有したうえで底地権を維持するメリットがあまり見えなくて、今後相続も絡んでくれば地主の人も底地権を手放すようなニーズも多そうなので、これからも居抜きと合わせて物件は増加する可能性があり、それを専業としているこちらの会社には追い風となりそうだからです。一方気になる点として、こちらのビジネスには単に法律上の扱いだけではなく、実際に借地として住んでする人を相手に交渉が必要なため、中途採用、もしくは新卒で教育していくにしても実際の戦力として育つには経験を積まないといけない感じで、簡単に業容が拡大できないかもという懸念があります。なお会社の福利厚生は整っていて、不動産会社にしては珍しく土日祝が休みの完全週休2日制だったりと社員の定着率にはプラスになりそうで、時間をかけて育てる考えなのかもしれません。

投資対象としては、業績面は安定で成長性も期待できるのですが、業務内容がやや複雑そうな点を考慮すると、もし投資資金に余裕があって沢山投資できるのであれば、底堅い成長株として良さそうなのですが、もし投資金額が少ないと物足りない成長株として映るかもしれません。一方優待投資家目線だと安心感のある優待株という扱いになり、自分的には優待株として保有しているので、それで十分です。また他の優待株よりは成長株としての側面も感じているため、株価が値上がりしても売らないで維持しておく予定です。パンの缶詰も嬉しい優待なのですが、これを選んだ理由もHPに書かれており、それらの理念も応援する意味で持っておきたい銘柄です。

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