グリーンズ（６５４７）
グリーンズはホテル・レストラン経営を主として行っている会社で、事業内容は以下のイメージとなっています。
業績推移
これまで比較的順調な感じでしたが、インバウンドが伸び悩んでいた中でのコロナが直撃なので、当然悪いです。今後回復するかは国内旅行と出張がどれだけ盛り返すかにかかってくると思います。
株主還元
配当は減配と発表がありました。今の株価だと約２％の利回りとなります。財務的には現状は問題なさそうですが、今後の稼働率次第です。
優待は１００株保有で２０００円の利用券なので、約４％と悪くない利回りです。１回当たりの利用金額上限はありますが、それは問題なさそうで、利用できない除外日は設けてないので、使い易い優待だと思います。
投資対象として
今期業績は相当悪いと予想されます。また当面インバウンド無しで商売することになるので、急回復は無いだろうとも予想しています。ただそういった事は概ね株価には織り込まれていて、底打ちしてきたのではないかと思います。株価は感情で動く面も多々あり、とりあえず国内移動制限が解除され、さらにゴタゴタしているＧｏｔｏキャンペーン（下記イメージ図参照）も始まれば業績面に影響する予算金額はともかく、株価インパクトはかなり大きいと予想しています。
現時点ではコロナの感染が不安という意見はあるでしょうし、行動制限が解除されれば感染者数は増えるのはあたりまえですが、極端に増えなければ４月ほどの規制はかからないだろうという甘い見込みと、実際にキャンペーンが始まると観光需要は一気に増えるだろうという安易な考えです。それは５月に緊急事態宣言解除後に一気に街に繰り出す人が増えたのと同様に、こちらも国が安全と保証した（と受け取った）うえに、旅行が半額で行けるとなれば最初は躊躇していても、雰囲気で一気に観光に行く流れになるのではと思います。
そんなわけで、今回は配当優待利回りで６％弱と数字としては悪くないのですが、むしろ値上がり期待での投資となっています。なおとりあえずグリーンズにしたのは、ホテルブランドとしてコンフォートホテルの丁度良いぐらいの快適性と価格で利用頻度がそれなりにあるためと、地盤の三重でグリーンズホテルを展開しているため、国難があった時はまず伊勢神宮にお伊勢参りという発想です。今後様子を見ながら観光系の優待を追加していくかもしれません。
