ここ数ヶ月優待株を色々と売却してきたのですが、そのうち買い戻すか検討した結果、クオカード・図書カードなどの優待株は配当優待利回りなどを考慮しつつ、銘柄によっては買い戻さずに高配当株にすることにしました。
日本電信電話[NTT](9432)
現在の配当利回りはだいたい4%ぐらいです。それと同じぐらいの低位株で売却した銘柄とチャートで比較してみます。
過去3年間
過去5年間
過去10年間
比較結果よりわかったことは大型で公共株のようなNTTは株価の安定性は高く、10年間というスパンで見ると、ゆるやかに右肩上がりとなっていたのに対して、低位株でも小型株だとそれなりにボラティリティは高く、タイミングによっては値上がり益を狙える代わりに値下がりリスクもそれなりにあるということでした。
今回売却済の銘柄に関しては基本的に業績もそんなに良いわけではないので、低位安定のままでクオカードと配当をもらいながらディフェンシブとして保有をしていたのですが、この際優待は無くても安定的に配当があって、事業面でも安定した企業の方が良さそうだったので、NTTを受け皿にすることにしました。金券系の優待は広義の高配当株投資と同じようなものとして捉えているのですが、高配当株投資の原則は株価が長期安定で理想的にはゆるやかな値上がりで、妥協しても横這いという事を考えれば案外条件に当てはまる銘柄は少ない気がしてきました。