クオカード優待の明和産業ですが、端株も残さず先週売りました。現在の株価だと配当９.７９％、優待０.８７％で配当優待利回りは１０.６６％です。但しこの配当は政策保有株式の売却による特別中間配当のため、今回限りのものとなります。
こちらの会社は三菱商事より財閥解体時に分離独立した商社で、共産圏に強く、特に中国から友好商社として指定されており中国ビジネスは６０年からの実績を持つことを特徴としています。取り扱いも潤滑油、電池材料、自動車関連、レアメタル、難燃剤と適度に幅広く行っており、安定的に伸びてきていました。財務も悪くなく堅実な商社と言えると思います。配当も安定的に出してきてしましたが、先月唐突に保有株を売却して特別中間配当を出すことを発表し、株価も急上昇しました。今のところ決算予定は変えていませんが、やや進捗は鈍いのが気になるところです。どうしても中国が主力となっているため今後影響されていく可能性は考えられます。
投資対象としては、ずっと株価は安定してましたが特別配当発表より急騰したため、現在の株価はまだ高いという印象を受けます。私は先週昼に見たときにすごく上がっていたので売ってしまいました。中国の景気を考えると今後こちらの会社は下方修正するかもと思ってしまうので、今回の特別配当はそれを見越して先に誤っているのではなどと感じますので、当面見送り予定です。もうノンホルダーなので心配は無いのですが、今月の配当落ちがどれぐらいになるか興味はあります。その後は特に材料も無くズルズルと下げるかもしれませんが、そうなったらどこか落ち着いた所でで買い戻したいと思います。
