端株でのんびり投資日記

気の向くままに端株でのんびり投資した記録の数々です

株主優待の長期継続保有優遇制度を端株利用で対策してみる

私のブログに取引記録として記載している中で、全部売りとしている事がありますが、実はたまに本当に全部売っていないものがあります。それが端株取引特有の1株残しです。実際金額的には僅かであるため持っていてもいなくても、ほとんど投資としては影響ないのですが、意味があるのは株主優待で設けられている長期継続保有制度に対してで、優待条件を見ていると例えばクオカードで最初は1000円でも、1年以上保有していると2000円になりますなど、長く持っていれば金額が増える場合があります。その対策として1株残しをしています。

 

具体例として明光ネットワークジャパンをあげてみます。

info.finance.yahoo.co.jp

こちらは100株以上だと3年未満は1000円、3年以上は3000円なのですが、この保有期間の確認はこの会社の場合だと株を買ったときに割り当てられる株主番号で毎年権利日に確認されています。もし途中で売って0株になってしまうと株主番号はリセットされるため、3年保有のためには再度購入してスタートしないといけません。でももし1株でも持っていれば株主番号は維持されるので、極端な事を言えば権利日だけ100株にして、その後は1株だけという方法も取れます。

念のため、明光ネットワークジャパンのページもつけておきます。

配当実績・株主優待 - 投資家情報 - 明光ネットワークジャパン

 

さて、今まではこの方法でいけていたのですが、最近は企業側の対策として一定期間ごとに100株保有しているか確認される場合があります。例としてMonotaroをあげてみます。

info.finance.yahoo.co.jp

こちらはかなり厳しい方で12月の権利月以外にも、3月・6月・9月にも100株以上保有していないと優待の権利が得られません。これ以外の会社でも毎年3月、又は3月・9月に100株以上など条件がつけられている事もあり、1株残しでは対応できなくなっている会社も増えつつあります。

 

ちなみに一番厳しい思われるのが、サイゼリヤです。

info.finance.yahoo.co.jp

こちらは基本的には8月の確認ですが、それに加えて1年の間にどこかで抜き打ちチェックをされると書いてあり、もうお手上げです。

 

以上、端株を利用した長期継続保有優遇制度の対策ですが、厳しくなってきていますが、まだまだ株主番号だけで確認しているところもあるので、どうやって保有しているか確認して、とりあえず1株だけ持っておくというのも手かなと思います。注意点として1株でも持っていると決算の書類は届くので、買い過ぎると5・6月あたりの郵便箱がとんでもないことになります。