端株でのんびり投資日記

気の向くままに端株でのんびり投資した記録の数々です

新NISAの投資方針など(2024年1月)

2024年になって1月も半ばを過ぎてしまいましたが、新NISAの投資を書いていなかったので、一応記録として残しておきたいと思います。

 

投資対象

三菱UFJ-eMAXIS-Slim全世界株式(オールカントリー)

つみたて投資枠、成長投資枠ともにオルカンで埋めます。つみたては毎月10万なので5年で終了しますが、成長は不定期で買う予定なので5年以上になる可能性もあります。

 

なぜオルカンなのか

NISAの位置づけ

まずNISAの位置づけはイメージとして次のような感じで、はっきり言えるのはNISA=投資ではありません。そのためオルカン以外に投資したければ特定口座で買えばいいだけです。

NISAの特徴

今更ですが、NISAと特定口座での違いを大雑把にとらえると次のような感じです。その特徴から課税されないことを生かして配当も含めてリターンが大きく取れれば特定口座よりメリットがあるし、損失を出せば通算ができないためデメリットになるというだけです。新NISAが旧NISAと異なるのは期間が永久になったのと、売却すると枠が復活するらしいので、それは素直に改善点だと思います。

以上の点からNISAを利用するのであれば、損失を避けて、なるべく早く投資枠を埋めることでリターンを上げていくのが良さそうです。ということで他の方法を探ってみます。

オルカン以外の投資について

個別株の場合

高配当株

これまで高配当株で不利とされていた配当課税が無くなるのがアドバンテージです。そのため配当再投資戦略が有利に働きます。そのうえ投資後に増配されればさらにリターンも上がります。逆に問題点もそこで、もし減配されたらリターンが落ち、株価が下がれば投資がマイナスになる事もあります。そこで売ってしまえば通算できずに損失が確定するうえ、投資枠を使い切ってしまいます。

成長株

調査・分析して選んだ投資銘柄が正解で、大きく値上がりすればNISAの特徴である売却益非課税が最も生かせる投資方法です。売却して投資枠が復活して、同じように銘柄選別がうまくいったら資産増加もすごい事になるでしょう。逆に成長株のシナリオが間違っていると値下がりして損失は拡大して、投資枠は使い切り、NISAのマイナス面がはっきりでてしまう方法だと思います。

特定属性の投資信託ETFの場合

高配当投信・ETF

高配当株とアドバンテージは一緒です。問題となっていた減配、値下がりについては銘柄の入れ替えがあることでカバーでき、マイナスも配当再投資で避けられるる可能性が高そうです。また売却は必要ないため投資枠の復活を待つ必要が無い事もプラスのポイントです。後は配当非課税での再投資はどの程度リターンとして上積みできるかです。

成長株投信・ETF

成長株とアドバンテージは一緒ですが、投資が分散されているため、1銘柄で大きなリターンがあってもそれ以外が普通だと全体のリターンは下がるため、結果として期待したほどリターンは大きくない可能性があります。テーマ株だと銘柄数は多くても集中投資に似ているため個別株に近いリターンになる可能性がある代わりに、マイナスも同様にでると思います。成長株投信などのファンド戦略や、テーマを信じ続けることができるのであれば売却はしないと思うので投資枠の心配は必要ないと思います。

特定地域(国)投信・ETF

成長株投信・ETFの銘柄の属性がテーマから特定の地域や国に変わるだけです。

オルカンタイプを選ぶ理由

オルカン以外の投資で気になる問題点を一応避ける可能性ができそうだからです。例えば米国、ハイテク、高配当といったところを選んで期待外れになった時は入れ替えしたくなりますが、それらは自動で平均レベルに入れ替えてくれるため特にすることはありません。強いてオルカンタイプで必要な事と言えば、資産額が大きくて途中で終了しないことと、信託報酬などの経費が少ない事で、全世界の指数の種類はどれでもそんなに変わらないのではないかと思います。

オルカンタイプを選ばない理由

一方でオルカンはベストかと言えばリターンで見れば違う気がします。例えば高配当はリターンが低いとはされていましたが、配当非課税の再投資は確実な上積みとなるうえに、日本株は還元性を高めているため増配も期待でき、それらが人気となって株価も上がりリターンでオルカンを上回る可能性もないわけではありません。また成長株、特定地域などは選択がうまくいけば当然オルカンを上回ります。

結論

冒頭に書いていますが、今回はNISAの投資方針なので消去法として結論はオルカンを選定します。なお他のパターンとして面白そうだと思ったのはオルカン+ナスダックという組み合わせで、これなら平均を取りながら、米国成長株で上積みを狙うというシンプルながら割と期待できる戦略のような気がします。ただこれは先に書いていたようにNISA=投資ではないので、投資全体のサテライトとして選んでいきたいと思います。

 

オルカンだけで良さそうなのに、まだまだ足るを知るという境地には届きそうにないです。

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