今週の取引 と振り返り
売り：ニッセイ国内債券インデックス、フジ日本精糖、ネットフリックス（ＮＦＬＸ）
買い：ｉシェアーズＭＳＣＩジャパン高配当利回りＥＴＦ、ｉシェアーズ優先株式＆インカム証券ＥＴＦ（ＰＦＦ）、ＫＡＤＯＫＡＷＡ
- ニッセイ国内債券インデックスを売却しました。ずっと低金利で利回りは期待できなかったものの、株式との非相関性の関係はあったので保有していましたが、ここ最近はその動きが弱かったことと、なにより国内金利もとうとう上がってきて債券価格が下がるため徐々に目減りする状態になったのでしばらくは現金で持っておくことにしました。
- 優待株のフジ日本精糖を売却しました。最近の流れでこちらも今年の優待を最後に廃止することになったためです。長きにわたり砂糖を買わないで済んでいたので残念ですが、仕方ないです。
- ネットフリックスを売却しました。先月買い増したばかりですが、とりあえず値上がりしたので銘柄整理のためです。会社の状況等には特に心配はしていませんが、時価総額が大き過ぎて今後指数に影響されるのが気になりました。
- ｉシェアーズジャパン高配当利回りＥＴＦを新規に購入しました。理由は後述します。
- ｉシェアーズ優先株式＆インカムＥＴＦ（ＰＦＦ）を新規に購入しました。米国上場のものですが、株式ＥＴＦというよりは転換社債に近い感じで値動きは少なく、配当目的の保有となります。コロナの時は一般株式よりは下落も抑えられていて、その後は安定して４～５％の配当は出ています。保有目的は株式売却後の資金を現金で持つよりは何かでプールしたくて、通常は債券ＥＴＦ等になるのですが、今は金利上昇局面で債券は値下がりが見込まれるため、その代わりとしてです。こちらも下がる可能性はありますが、配当利回りの範囲内であれば構わないかと思っています。
- ＫＡＤＯＫＡＷＡを買い増しました。直近決算が減益ということで大きく下げてきたので買い増しました。先月のネットフリックスに続いてメディア企業は伸び悩んできたのかもしれません。
このＥＴＦの購入目的ですが、従来は優待株を売却したら別の優待株を買っていたのですが、最近は優待廃止・改悪リスクがあるため以前のように安易に増やせなくなりました。かといって現金は別ポジションであるので株式比率は維持するために選んでみました。こちらのＥＴＦは名称のまま国内大型株の配当ＥＴＦですが、ポートフォリオを見れば安定した企業が並んでおり、バリュー系のようです。優待株もそうですが、今年の日本株はマザーズを除けば強いという印象があり、実際に値下がりはほとんどしていません。考えられるのは成長性はやや劣るものの安定した事業を継続していて、いざという時のため資金を豊富に持っているところも多く好財務で、しかも安定した配当があるというのは魅力です。そして今は岸田の嵐が吹き荒れており、日本株の魅力を上げるはずだった東証再編はいい加減なものだったため、日本株はとても不人気です。そのため日本株は買うメリットが無いという風潮も現れていて、それら全てでバリュー株としての条件を満たしており、保有することで値下がりを抑える効果が期待できそうというのがこちらのＥＴＦ選定理由です。
昨年は振り返りで相場の印象とか色々書いていましたが、だんだん書くことが無くなってきたので、しばらくこんなスタイルでいきたいと思います。
