今週の相場、取引の振り返り
- 先週から継続して国内株式のテーマは「コロナの感染拡大」ということでしたが、想定以上に増えてきて逆にびっくりです。とりあえず関連銘柄として買ったのは２社でした。アグレ都市デザインはテレワーク関連としてですが、感染拡大でテレワークが再開されれば、さすがに今回は本気で企業も制度化しそうで、その場合の対象者の属性は都内勤務で大企業、又はＩＴ関連の高収入の会社員を対象として、テレワーク形態は週３日ぐらいと仮定しました。タマホーム、カチタス、ケイアイスター、オープンハウスと比較して首都圏メインで人気エリアの分譲と、ゆとりのありそうな設計でテレワーク用の空間も十分取れそうなアグレを選んでみました。クオカード優待もあって株価も安い位置だったので、買い戻しです。あとジェーソンですが、低価格日用品として現在神戸物産、コスモス、コーナン、ＤＣＭと保有していますが、エリアが西に偏っているのと首都圏が手薄なのに気付きました。そのため再度生活規制が入った時に伸びそうな銘柄として追加です。４月の様子を見てもテレワークや自粛生活が始まるとインスタント麺（袋麺）、パスタ、粉もの、あとお菓子が大量に売れているようだったので、ちょうどジェーソンの品揃えに合いそうです。
- 米国株は新興のＳａａＳ系が不調でした。コロナの感染者増加とともに伸びてきたＺＭ(ズームビデオコミュニケーションズですが、米国株は社名が長いので今後はティッカーで表示)、ＴＤＯＣも下げているため流れが変わった感じです。もともとこれまでが良すぎただけだと思ったので、保有株はだいたい売却しました。結局残ったのはＮＯＷ、ＥＶＢＧで、買い戻しはＤＤＯＧ、新規はＴWＬＯです。
- 米国株のテーマは生活関連でしたが、いわゆる生活必需品はＫＸＩでカバーしているので、もう少し絞ってＩＤＸＸ、ＳＡＭ、ＮＦＬＸの３銘柄が入りました。ペット関連はもともと安定した成長が期待できるのですが、コロナで外出が減り、さらに重要性が高まっているため、ペットの臨床検査機器で圧倒的な世界トップのＩＤＸＸを追加しました。もともと保有の動物用医薬品世界トップのＺＴＳと組み合わせて期待したいと思います。続いて昨年から火がついたハードセルツァー２強の１社であるＳＡＭで、最初調べた時にあまり美味しそうに思えなかったので一過性のものだとスルーしてましたが、その後も見るたびに売り上げは伸びて株価も上がり、一応カテゴリーとして確立したと判断して今年の夏以降も期待できそうなので買ってみました。コロナでアルコール飲料の摂取量も増えているようなので、ちょうどテーマに合うかと思います。ＮＦＬＸはちょうど下げてきたのと、代わりとなる銘柄が浮かばなかったからです。
- 日米ともに相場で感じるのは感染者の大幅増加のわりには株価が下がらないという点で、特にアメリカの場合深刻なわりには下がらず、当初はワクチンに期待して楽観的なのかと思ってましたが、もう一つ感じるのはコロナ慣れという雰囲気です。保有銘柄で見てもオフプライスストアのＢＵＲＬ、保育のＢＦＭＡ、競馬・カジノのＣＨＤＮなどが粘っているのがそう感じさせます。なお最近定期的に楽観ムードで上げるＲＣＬは売却しました。
- ディフェンシブとして保有している日米の通信会社のＮＴＴ、ＶＺは今週も安定でした。今後もＫＸＩ、ＩＸＪと合わせて機能してもらいたいです。
今週の問題点
- 決算予定日はあまり見ないので、今週のジェーソンがおもいっきり決算ギャンブルとなっていた。結果が良くても悪くても行動としては避けた方がいいと思うので、売買予定の銘柄ぐらいは今後気にしておきたい。
- 先週旅行関連株で損失を出して、とりあえず買ってみるという投資判断は抑えて慎重にいくはずだったのに、ワクチンの可能性に期待して思わずＭＲＮＡを買ってしまった。全く反省していない。
- アメリカの新興株は４～６月ぐらいにＳａａＳ関連を買っていればだいたい儲かっただけで、銘柄の選別能力については完全に過信だった。なのにまた買い戻したりしているが、本当に大丈夫か？
今後の計画
外国株は「コロナのある生活」というテーマではだいたい見直しが終わり、今は流れもヘルスケアに移っているようなので「数字の見えるヘルスケア」という感じで探していきたいと思います。国内株も思っていたよりも下げてこないことからコロナ慣れを感じますが、とりあえず引き続き成長株の押し目を待ちながら、ここにきて持ち直している優待株からコロナの影響が少なそうで配当優待利回りを考慮して探してみたいです。なお状況はどんどん変わるので、結局はなるようにしかならないとも思います。
