2020年6月末までの投資状況をまとめました(6月26日締)。
対元本 88.8%
対前年末 -4.6%(先月比 +2.2%)
複合ベンチマーク
対前年末 -6.8%(先月比 +1.3%)
複合ベンチマーク構成
eMAXIS Slim 国内債券インデックス
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
6月もコロナのニュースに反応して上下する相場でした。金融緩和はもう十分なので、あとは経済再開がどれくらいできるか試した月でしたが、さすがに海外は緩め過ぎで第2波とともに下げてきています。日本はそこまで警戒する程とは思いませんが、経済再開には慎重な姿勢が見られるため経済的には戻りが鈍そうな感じです。
投資成績に関しては優待株から成長株に一部を移したためか、比較的各種指数に沿った動きになっていました。そのうえで下げにくそうな銘柄を増やしていたおかげで、適度に負けにくく、上りはついていくような結果となり、複合ベンチマークとの差は開きました。
コロナについては色んな情報が増えるたびに分からない面が出てきて、不思議な点が多いです。今月では都内の抗体調査より、抗体保有者(感染経験者)が0.1%と思っていた以上に少なかったことが驚きです。東京都の人口が約1400万人なので、単純計算で14000人と、感染累積者は検査していないと思うので6000人の計20000人しか感染者はいなかったということで数字として正しいのか疑問です。仮に正とした場合、良い点は行動規制がかなりきちんとしていたため、継続できれば低い感染者数が維持できるというのが立証されたという事で、悪い点はほとんど抗体を持っていないため、何かのはずみで大きく感染者が増える可能性があるという事です。通常の経済活動は再開するにしても、夜のお店系統は、通常の居酒屋も含めてまだまだ避けた方が良さそうという気がします。またユニクロのマスク販売で密の状態に飛び込んで感染したら、それは自業自得というしかないです。
情報面で不足を感じているのは、感染者数は発表されていますが、その症状の内訳がないのが残念です。例えば100人感染したとしても、80人は無症状で隔離生活のみ、15人は軽度で自宅療養、4人は病院に入院して治療、あと1人は重度とか情報があれば、極度に恐れる必要は無くなる気がします。もっともそれで感染しても大丈夫と誤解されても困るので、あえて発表しないのでしょうか。
コロナと投資の関係で困っているのは、第2波への不安をどの程度と見積もったら良いのかわからない点です。というのは、もともと経済再開すれば感染者が増加するのは当たり前と思っていて、予想された通りの事が起きているのに何故不安に思うのか、また3月の時はどのような対策を取っていいのか手探りの状態でしたが、今回は程度はともかく自粛をすれば感染は減少できるし、治療により多数の人は助かることもわかっているため、やや相場も含めて過剰に気にしすぎているのではと感じます。ただ相場に逆らう気はないので流れにまかせるしかありません。とりあえず7月も読めない相場となりそうですが、気になる点は以下の通りです。
- 米国株はテレワーク、ステイホーム関連のクラウドやネットサービスの銘柄が強さを維持できるのか。
- 国内株は感染者増加とともに、テレワークが復活して広い範囲で関連銘柄が動くのか。また印鑑廃止等も含めて変わる可能性があるのか。
- GoToキャンペーンは8月から実施されるのか、また昼カラのニュースを見ても結局行く人は行くので、実際どれくらい盛り上がりそうか。
- 国内外ともに景気の戻りは遅いと思うので、生活維持のため低価格志向は継続され、安売りスーパー等は好調を維持できるのか。
以上の事から当面セクターとしてはハイテク、生活必需品、ヘルスケアを中心とした銘柄を選択しながら、ギャンブルとして経済活動再開関連の銘柄をたまに買っていこうと思います。