新田ゼラチン(4977)
新田ゼラチングループは、コラーゲン素材事業、フォーミュラソリューション事業をグローバルに営み、同社及び関係会社が製造・販売を分担し、相互に協力して事業活動を展開しています。
コラーゲン素材事業
動物の骨や皮、魚の鱗や皮などから、ゼラチンやコラーゲンペプチド、コラーゲンケーシング、コラーゲンなどを製造・販売。ゼラチンは、ゼリーとして固まる性質のみならず、保水性や起泡性、結着性、皮膜性、食感改良、コク出し、ツヤ出しなど、さまざまな機能をあわせ持つため、食用・医薬用から写真用まで、ゼラチンの用途は広範囲に亘る。
ゼラチン事業
各種産業分野の用途に応えるゼラチンを製造・販売する。
ペプチド事業
ゼラチンをタンパク質分解酵素で加水分解し、低分子に加工したコラーゲンペプチドを販売する。ケーシング事業は、可食性のコラーゲンケーシングを販売する。コラーゲンケーシングとは、ソーセージの製造において、食肉を充填するためのチューブ状の材料で、天然の羊腸・豚腸の代替品として、畜産加工品に使用される。ライフサイエンス事業については、コラーゲンは、細胞との親和性が高いため、組織培養用の研究試薬の他、組織の自己再生、修復を促す人工皮膚や人工骨に用いられる生体材料として使用される。
フォーミュラソリューション事業
さまざまな素材の配合技術により、付加価値の高い製剤を製造・販売し、顧客の要求する商品企画、アプリケーションや課題解決を実現する。
食品材料事業
食用ゲル化剤やハム用品質安定剤等の食品用製剤を、食料品製造業に販売する。
接着剤事業
ホットメルト形接着剤やにかわ系接着剤等を販売する。
業績の推移
今期は増収増益見込みとなっていましたが、コロナの影響がどう出るか予想がつきません。
株主還元
配当は2%強、優待は100株で最大4%弱と悪くない水準です。
投資先として
ゼラチンでは国内トップ、世界4位で、ペプチドでも国内2位とそれなりに強みのある企業だと思います。今のところ業績も悪くなく、さすがに売られ過ぎの感じがありました。また優待株としても配当優待利回りで6%は魅力のある水準です。自社商品のためどのようなものになるか来てみないとわかりませんが、健康食品なので頂いて健康に心がけながら、しばらく保有していたいと思います。