カタログ優待の東海カーボンを昨日全部売りして、今日買戻して損出ししました。いずれ処理しようと思っていたのですが、とりあえず下の方ですが落ち着いてきたようなので、そろそろかなという感じです。この会社に関しては黒鉛バブルで売っておけば良かったのですが、完全に売り時を逃してしまいました。
ただ今の株価で見ると配当４．４５％、優待は１年以内は０％、１年以上１．８５％、３年以上２．７７％で配当優待利回りは最大で７．２２％となります。そのため損切りするよりは、損出しで維持することにしました。
一応会社について考察すると、社名の通り炭素製品の会社ですが、タイヤ用カーボンブラックと電炉用の黒鉛電極が主体となっています。黒鉛電極バブルが過ぎ去り、今後需要がどれだけ維持されるのか不明ですが、米中関係のもつれで鉄鋼製品がだぶついてアジアに流れているという記事や、逆に中国が経済対策で公共事業をさらに増やして形鋼の増産になるという情報などどちらに向かうかわからない感じです。ただ電炉自体は鉄鋼製品の生産には必要なため大儲けはできなくても、安定した収入は稼げるのではないかと思います。バブルのおかげで財務も良くなり、株主還元も少し良くなっているのは保有しておくモチベーションが維持されます。お金が増えたので買収を繰り返して多角化を図っていますが、それに関してはうまくいくことを願うばかりです。
結局のところポジティブ、ネガティブの材料が混ざってはいても、お金がいっぱい入って、優待・配当はそこそこ維持されそうなので、当面は優待株として見守っていきたいと思います。
