ウイルプラス(3538)
ウイルプラスホールディングスは主に新車、中古車、車輌整備並びに損害保険の代理を行っています。事業内容は輸入車販売関連事業の単一セグメントを運営し、商品品目は、新車、中古車、業販、車輛整備、その他の5品目で、新車については各事業会社が正規ディーラーとして、各インポーターから仕入れた新車を販売し、中古車について、各事業会社にて、各ブランドの高年式低走行の認定中古車を中心に販売する一般的な形です。業販について、下取した他社ブランドの中古車をオートオークションで販売しています。車輛整備については販売した車輛を中心に整備、修理や車検を主なサービスとしており、その他について、自賠責保険や任意保険等の販売、及び部品商に対して車輌パーツの卸しも行っています。
現在の扱いブランドは以下のような感じですが、M&Aにより拡大してきました。多数のブランドを揃えることでユーザーの取りこぼしを無くすのと、ブランドブームの波を安定化する狙いのようです。
M&Aと合わせてこちらの会社のビジネスモデルで面白いのは、車両販売だけでなく、ストックビジネスにつながるような車両整備・車検・保険代行に力を入れていることで、経営面での安定性が期待できます。
業績推移
業績は順調に来ています。M&A後の収益化が気になっていたのですが、こなしているようです。扱っているブランドは趣味的な部分があるため逆にコロナの影響は受けにくいかもしれません。
株主還元
配当性向は抑えて無理のない範囲で行い、当面は成長戦略の方を重視するようです。
優待も無理のない範囲ですすめてもらいたいです。外車販売会社なので、クオカードデザインはかっこいいです。
投資対象として
昨年まで成長株として保有していたので会社のイメージはわかっていますが、わりと特定のターゲットに絞った趣味的な外車を販売することで競合は避け、さらにM&Aで拡大する戦略は方向性として良さそうですし、加えて車両整備や保険代行のストックビジネスを重視するのも、このタイプの車のユーザーならロイヤルティが高そうなのでうまく行きそうな気がします。成長株から外したのはM&A後の収益化に時間がかかり、成長速度が遅いかなと思ってですが、今のところ順調そうですし、今回のコロナも優良なM&A機会が増える可能性もあるので必ずしもマイナスではなさそうです。株価もさすがに下げ過ぎの感じだったので、とりあえず優待株として買ってみました。配当優待利回りで5%弱となるため数字としては十分です。とりあえずビジネスモデルが崩れない限り、成長優待株という形で保有していきたいと思います。