ヴィーヴァシステムズ(VEEV)
ヴィーヴァシステムズ(Veeva Systems Inc.)はグローバルのライフサイエンス業界に特化したクラウド・ベースのソフトウェア・ソリューションを提供する会社です。主力としている商品は2系統あり、1つは営業用として開発されたVeeva CRMで、もう一つは研究開発用のVeeva Vaultで、両社とも世界の医薬品メーカーに使用され高いシェアを誇っています。特にCRMは強く、ライフサイエンス分野のセールスフォースドットコムと呼ばれるほどです。詳細な説明はアメリカ部さんがされていますので、そちらをご覧ください。いつもながら分かり易くまとめられています。
ヴィーヴァにたどり着くまでの考え方を大まかに書いておきます。
コロナ・不況対応銘柄について
主に国内外成長株とてして投資している中で不況対応は考慮しているのですが、現在では特に生活部門として国内は神戸物産、米国はダラーゼネラルがコロナ対応銘柄の主力になるのではないかと思います。両社に共通するのは以下の点です。
- 車で行って近くにあるので、買い物しやすい。ダラーゼネラルは車で5分を目安としていると聞きます。
- 価格は安く、使いきれる程度のサイズの商品となっている。コストコは大きいのでやや不便かなと思います。
- 店舗はそんなに大きくなく、買い物が大変ではない。買い物客が多くて密になりそうというのは気になりますが、大きい駐車場と店舗で買い物すると疲れそうです。
以上のようなメリットで、業績も悪くなく、今後の不況に対しても株価としては期待できそうな感じです。
コロナの治療薬・ワクチンを開発している会社に投資する
現在治療薬・ワクチンの開発に世界で70社ぐらいが行っているようです。もしこの中で開発できそうな有望な銘柄に投資できたら、大きなリターンは期待できます。但し現実的にその会社を選択できる可能性は低く、無理な話だと思います。そこでその代替としてDFグループにETFを加えており、適正水準まで買い増し中です。
ヘルスケアのETFで人気のあるのはバンガードのVHTだと思いますが、そこをあえてIXJにしている理由は医薬品に関してはアメリカだけでなくヨーロッパのメーカー(特にスイス)は無視できる存在ではなく、今回のような世界的な開発競争だとなるべく広く投資した方が当たる可能性が高そうだからです。
コロナに関連したヘルスケア銘柄で有望そうなところ
これが今回の表題となっているヴィーヴァシステムズです。ソフトウェアの会社ですが、ライフサイエンス分野に特化しており、医薬品メーカーのほとんどがCRMを使用しており、開発関係のVaultも大手20社のうち7社採用で、今後のシェア拡大も期待できます。現在コロナ治療薬の開発がされていますが、そのほとんどがヴィーヴァシステムのソフトを使用してるとなれば、どこが成功しても恩恵にあずかれそうです。またコロナ自体は当面収束と拡大を繰り返しながら長期で対策が必要と思われるので、医薬品開発は活発になり、コロナ以外でも今回の問題を教訓に広がりを見せると思うので、その医薬品メーカー全体から収益を得られるヴィーヴァはしばらくはコロナに関係なく業績向上が期待できそうと考え成長株グループに加えています。コロナについては早く解決してほしいという気持ちはありますが、現実的には難しいと思われるので、投資に関しても現実的な対応とならざるを得ません。