端株でのんびり投資日記

気の向くままに端株でのんびり投資した記録の数々です

米国成長株として新規投資したタイラー・テクノロジーズ(TYL)について

国内外成長株の海外成長株に入る銘柄としてタイラー・テクノロジーズに新規投資しました。

タイラー・テクノロジーズ(TYL)

タイラー・テクノロジーズ(Tyler Technologies, Inc.)はアメリカの地方政府を中心とする公共部門向けに、統合情報管理ソリューションとサービスを提供しています。事業内容は2つの事業セグメントを通して業務を運営しており、エンタープライズソフトウェア(ES)事業は市役所、郡政府及び学校向けに、財務管理、裁判所・司法プロセスを含むミッションクリティカルなバックオフィス機能に対する自動化と情報技術ニーズを満たすソフトウェアソリューションを提供します。鑑定・税金(A&T)事業は地方政府及び税務当局向けに物件評価アウトソーシングサービスを提供するほか、不動産と個人財産の評価・査定を自動化させるシステム及びソフトウェアを提供しています。なお子会社を通じて、同社はプログラム開発及び教育訓練などのサイバーセキュリティのライフサイクルをサポートするサービスも提供しています。

事業比率

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事業内容の一部概要

ERP

市の予算の監視や地方自治体の従業員の給与計算から、市民への公共料金の請求書作成まで、さまざまな複雑で業務を管理しています。そのERP金融ソリューションは、小さな町から大都市や郡に至るまで、組織の規模や複雑さに関係なく、公共部門の中核ビジネス機能を管理できるような設計となっています。

司法関連

州、地区、郡、地方自治体など、あらゆるレベルの裁判所と司法機関に対してプロセスを簡素化し、ワークフローを改善し、効率的で一貫した運用を保証するソフトウェアソリューションを提供しています。例えば裁判の事例管理、紛争の解決案提示、陪審員管理、検察と弁護士のマネジメント等。

その他にも固定資産税の査定と徴収、公園管理など市民サービス全般、警察のマネジメント、刑務所の管理、学校の管理や通学のマネジメントなどあらゆる公共事業ソリューションを行っています。

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タイラー・テクノロジーズの強み

ここまででわかるようにアメリカの地方政府・その他郡市部など地方自治体に特化した公共事業ソリューションの提供により高シェアを取っていることです。

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何十年という事業の継続と、社員も3分の1は元公共事業役職者という深い関係もあって、参入障壁は高いものとなっています。

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契約の維持率も高いようです。

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業績の推移

政府・自治体を相手にしている事業なので、景気による落ち込みが少なく、安定して業績は伸びています。 

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今後の可能性について
システム更新の潜在マーケットは大きいと予想されており、そのうち3分の2までは競合が現れないと考えているようです。特に近年はソフトのライセンスビジネスからサブスクリプションに移行しており、マイクロソフトのオフィスのように安定した収入になると思われます。

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何より、このビジネスはアメリカの成長にかかっているのですが、今後も安定して伸びていくと予想されています。

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まとめ
タイラー・テクノロジーズはアメリカの地方政府・自治体などの公共事業で全般にかかるシステムのソリューション事業を行っており、その特化したビジネスモデルと深い関係により安定した業績を残しており、今後もアメリカの成長が続く限りそれに寄り添って安定した成長が期待できそうです。

なおソフト開発にお金がかかっているため、現在は無配当です。