エバーブリッジ(EVBG)
エバーブリッジ(Everbridge, Inc.)はグローバルなソフトウェア会社です。事業内容はSaaSベースで従業員等人々の安全とビジネスの継続を維持するために、重要なイベントに対する組織の運用上の対応を自動化し、ソフトウェアアプリケーションを提供しています。イベントは主に危機的状況を表し、テロリスト、自然災害、公共安全上の脅威、情報技術(IT)停止、サイバー攻撃などの重要なビジネスイベント、または製品のリコールとサプライチェーンの中断などのその他のインシデントの間、サービスとしてのソフトウェア(SaaS)ベースのプラットフォームにより、顧客は脅威データを集約・評価し、事前に定義された通信プロセスの実行を自動化し、対応可能なリスクと対応者を特定し、対応計画の実行状況を追跡することができるようになっています。同社のプラットフォームは、静的なオフィスと自宅の住所だけでなく、現在位置の場所に基づいて通知を送受信する機能を備えています。
危機的な状況とは
クリティカルイベントは色んな形で影響を与えてきていて、その頻度も上がっているようです。今ならコロナが最たるものでしょう。
エバーブリッジの対策イメージ
概要としては次のようなイメージで対策を取っています。
現在コロナに対して行っている事
コロナに対しても状況に合わせてソリューションを提供していることがわかります。
現在の顧客状況
顧客数、厚みとも大きく伸びてきており、公共的に見ればアメリカ10大都市の8都市、50空港の47空港とか、10大投資銀行の8社、10大自動車会社の7社など優良顧客が多いです。
業績の推移
業績は上場以降伸びていますが、まだ投資先行で赤字です。
直近株価について
事業内容から見れば想像はつくと思いますが、今回のコロナはプラス材料となって株価はさらに上り調子です。国債、金との比較でも大きくプラス状態です。
投資先として
今回はコロナ関連として取り上げていますが、基本的にテロ、自然災害、サイバーアタックなど今後もクリティカルイベントは発生する可能性が高く、そのような時に備えて会社、公共機関、国はエバーブリッジのシステムを採用していくのではないかと思います。現在のところ競合会社も無く、当面は強いポジションを維持していくことが考えられます。投資先行で赤字のため、当然無配当ですが、今後の成長性に期待したいです。