端株でのんびり投資日記

気の向くままに端株でのんびり投資した記録の数々です

国内外成長株(日本株)として投資しているウェルビーについて

ウェルビー(6556

ウェルビーは、障害福祉サービス事業を行っており、主要な事業は、主に就労移行支援事業としてウェルビー、療育事業としてハビー、並びにハビープラスの3つから構成されています。就労移行支援事業においては、応募書類の作成・添削や模擬面接、職場実習などの就職訓練を提供しており、その他は、障害者向けの基本相談支援と計画相談支援の2つのサービスを提供する特定相談支援事業、自立訓練事業を展開しています。療育事業においては、発達障害をもつ未就学児に対し、成長・発達に向けた指導を行う児童発達支援事業所ハビー、小学生・中学生・高校生向けに、学校の授業終了後や長期休暇中などに行う授業サポートを行う放課後等デイサービス事業所ハビープラスを運営しています。

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施設の展開

首都圏を中心に全国に施設を展開中です。こちらの会社では特に就職支援・定着のためのウェルビーの比率が多くなっています。

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業績の推移

創業時は大変だったと思いますが、近年は規模の拡大により、売上、利益も高い伸びを示してきています。また利益率も安定してきました。

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ウェルビーの強み

まず障害福祉サービス事業を全国規模で行っている会社はウェルビーと国内トップのLITALICOしかなく、当面は競合会社も出てこないと思いますので、この2社でシェアを分け合う形となり、その時点で強みといえます。ビジネスモデルもサービス提供に対して利用者と行政から報酬を受け取るようになっており、安定したビジネスが期待できます。この行政側の報酬予算を減額しようとすると、各方面から批判が出る事が予想されるので、当面変更はないのではないかと思います。

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また意見は分かれるところだと思いますが、ウェルビーは収益が見込まれる障害者就職支援事業の比率が高く、それだけ会社としての利益率も期待できるようになっています。なお同業のLITALICOは療育・教育サービスの割合も多い、総合的なサービスを提供しています。

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なお2018年に各種法令が改正され、就職支援に関しては3年間以上の定着率に応じて報酬が変わる制度が新設されたため、ウェルビーも就労定着支援事業を立ち上げていますが、色々なノウハウが必要と思われるのでこれらの仕組みに対して競合するような新規参入企業は現れないのではないかと思います。

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まとめ

国内で全国展開している障害福祉サービス会社は2社の寡占状態となっており、その1社であるウェルビーは今後も社会性と国策に沿った形で安定した成長が期待できそうです。事業規模の拡大により利益率も高く安定しており、昨今日常的に話題になっているSDGsという観点からも、障害福祉サービスを安定して提供できるような会社になってほしいと思います。

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