現在投資している銘柄でロスストアーズ(ROST)、BURL(バーリントンストアーズ)などのOPS系のディスカウント店は景気が悪くなっても百貨店よりは株価を保つ可能性がありそうな事を以前調べてわかりました。そのような考え方をすれば他にもあるのではと調べてみた結果です。
食品スーパーのリターン比較
ロスストアーズのような衣服も安いに越したことはないのですが、絶対買わないといけないものではないし、それよりも必要性の高い食品を扱っているところで比較をしてみます。
比較銘柄は以下の3社と標準にS&P500です。これ以外にも食品スーパーとしてならパブリックス、トレーダージョーズ、アルディなど面白そうな会社はあるのですが、上場していないため不可能で、クローガーは大きさのわりに特徴は感じなかったのでパスしました。
リターン推移
2008年1月から現在で、配当込みの比較グラフ
チャートよりわかることと、個人的感想
- 比べた期間ではいずれもS&P500よりリターンは上回っている。
- リーマンショックの時には安売りのイメージの強いウォルマートは下落も少なく、リスクヘッジになっていた模様で次の時も期待できるか?
- ウォルマートはアマゾンに押されていたとはいえ、近年はネット対策等も進めて盛り返しており、期間全体で眺めると成長性は大きく望めないが、安定性は良さそう。
- ターゲットは長く低迷していたが、最近価格対応も進めていて、もともと陳列等は良いので客評価は高く今年は大きく伸ばしてきている。もしこの復活を信じるなら面白いかもしれない。
- コストコがリーマンショックの時はS&P500と同じぐらい下げていたのは気になるが、その後の成長性は高いので今回比較した中では一番面白そう。コストコに対する評価を見てみると、安いという点とは別にお宝探し感という良さもあったので、これはロスストアーズとかと共通するアマゾン対策としての強みとなりそう。
まとめ
ニュースなどで見ると、食品に関してはネット購入の比率はアメリカでも10%程度となっていたので、これからも食品関連はリアル店舗の方が強いのではないかと思ったのですが、その中でも不況時には安売りスーパーは強そうなので、今後比率は上げても良さそうに思いました。今回の中では素直に見るとコストコは良さそうな感じです。