端株でのんびり投資日記

気の向くままに端株でのんびり投資した記録の数々です

2024年3月の結果(~2024.3.29)、格差が広がる社会

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2024年3月末までの投資状況をまとめました(3月29日締)

3月は日本がやや足踏み状態、米欧はそれなりに最高値を更新し、相場の下落はありませんでした。日本については34年ぶりの円安、久々の地価上昇、ゼロ金利解除などが話題に上がっていました。その中で地価に関して上昇・下落マップを見ていると一様に上がるのではなく上げ下げにかなり差が広がっている事がわかります。

東京を中心とした首都圏への人口集中はわかっていたことですが、それ以外では関西が上がっているところは多いものの、そこから少し外れると大きく下げていたりします。調べてはいませんが、限界ニュータウンが生まれつつあるということではないかと思います。

地価以外にも直近は色々と格差の広がりを感じます。注目だった春闘は大企業を中心に満額回答などで大幅な賃上げがある一方で、中小はどれだけの数字が出るのか。また収益が上がらない状態になると来年以降継続はできなくて差は広がりそうです。そもそも大企業でも若手は優遇されているようですが、中堅ではあまり増えてないような記事も見かけたし、希望退職を募集というのもあったりと、ほんと厳しい時代です。

その助けの一つとなるかもしれない投資も今のところ株価は上昇して好調ですが、NISAで株を始めた人と、していない人では来年以降もっと差が開くかもしれません。

これまでは金融緩和、政府のバラマキ、デフレで覆い隠すことになっていたことがまとめて終了することで一気に二極化が進み、格差が表に出てこようとしているようです。金融正常化というと正しい方向に向かっているように聞こえますが、残酷な時代の始まりという感じしかしなかった、そんな3月の投資結果です。

対前年末 +13.1%(先月比 +4.3%)

複合ベンチマーク

対前年末 +11.3%(先月比 +3.1%)

複合ベンチマーク構成 

三菱UFJ-eMAXIS Slim国内債券インデックス       25%

三菱UFJ-eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)  75%

2024年3月末(3月29日締)

アセットアロケーション定期チェック 2024年3月、低リスク資産(現金)を持つ理由

3ヶ月毎に行っているアセットアロケーションのチェックです。株式市場がずっと上げている印象だったのですが、配分はそんなに大きく変わっていませんでした。なお今年からサテライトだったリートを不動産として分けて管理することにしました。細かい所は除いて、前回からの主要な取引は以下のようなものだったと思います。

  • 旧NISAは期間が5年と短いため、株価上昇と合わせてオルカンは一部売却したのでコアの比率は下がっていた。
  • 成長NISAはまだ未使用で、上記オルカンの売却に対して特定でノムカンを買い戻している。
  • 不動産の国内リートは2月、3月で目標としている水準まで購入できた。
  • 国内投信でニッセイ-ナスダックを買い増したりしたのでサテライトの比率は少し上がった。
  • リスク資産の比率は変わっていないので機会損失にはなっていないと思う。
  • 旧NISAオルカン売却資金は低リスク資産の比率を調整するため個人向け国債を買い増した。

今年に入ってから株式市場は想定以上に上げてきているようですが、引き続きアセットアロケーションは定期的に確認して適度なリスクバランスを保っていきたいと思います。

2024年3月

世界株式(NISA含む)

三菱UFJ-eMAXIS-Slim全世界株式(オールカントリー)

野村-はじめてのNISA全世界株式(オールカントリー)

サテライト

日本株

国内投信

海外投資

不動産

iシェアーズ-コア JリートETF

低リスク資産

ドル・円定期預金

個人向け国債(変動10年)

SBI

2023年12月末

低リスク資産として現金などを持つ理由 

アセットアロケーションに現金を入れなくてもいいと思う人

これまでも色んなブログで書かれていることなので多分重複するでしょうが、思いつくのは以下のような人です。

  • 投資を始めてすぐで、資産額が大きくないため、下げてもダメージが小さい。
  • 十分な資産形成ができているため、多少下げても生活には影響がない。
  • 鋼の精神力があり、多少下げても全く気にならない。
  • 株式100%の方がこれまでのデータではリターンが大きくなると信じている。
  • 定期的な収入があるため、下げた時にも継続して追加資金が用意できる。

これらに該当しない場合はある程度は現金、又は同等の低リスク資産があった方がいいと思います。

アセットアロケーションに現金を入れていた方がいいと思う理由

この理由を書く前にまず事前準備として、自分なりのアセットアロケーションは決めておいた方がいいです。そのうえで現金を入れていた方がいいと思う理由ですが、大きく下げた時に、自分の意志に逆らってリスク資産を買い増すことができるからです。分かり易い事例はコロナの時ですが、あのような時に減り続ける資産を見ながら株式を買い増すのは精神的に踏み込めないものですが、予めアセットアロケーションを決めておけば、ルールとしてリバランスで仕方なく買い増すことになり、結果として報われる可能性があります。どの株を買うかで絶対に見返りが得られるかどうかはわかりませんが、とりあえず長期で考えるなら試してみてもいいのではないかと思います。

 

大きく下げた時にとりあえずの選択としてはオルカンは無難。それでそこそこリターンが取れれば、それで十分。

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