2023年1月末までの投資状況をまとめました(1月27日締)
2023年はもう少し悲観的な流れになると思っていたのですが、相場はとても楽観的で上げていた感じがします。景気に影響する米国の金利上昇がもうすぐ終わり、物価もピークアウトしてこのままソフトランディングになっていくという流れですが、とても信用できません。まず米国では製造業を中心に景気は悪くなりそうという見方は同じですが、一方で雇用はハイテク、投資銀行あたりは人員削減が発表されているものの、中小企業やエッセンシャルワーカーといったところの人手不足は解消するとは思えないので、失業率を指標として見ているならまだまだ金利は上がるし高止まりは続くと思います。また日本株は好調なものの今期は業績は良さそうで配当も多いところが目立つものの、来期は減益となる可能性が高そうで、なにより成長力不足は変わっていないように思います。また新興国も中国はコロナは乗り越えた感じはあるものの、今の政治体制は信用できないし、期待のインドは中国に代わって本当に伸びるのか根拠に薄いと感じています。以上の事から今のところ見通しは変わっておらず、今年は教科書通りの典型的な不景気になって、狭い範囲のボックス相場で低迷し続けるというふうに予想しています。ただ経済危機のような大きなマイナスは無いだろうとも思っているので、良くも悪くも面白くはない相場ではないかと。
そんな印象を受けてのポートフォリオにしているので今月のような勢いのある相場に対しては大きく出遅れてしまいました。特に悪くした原因は日本株が昨年ほどの好調さは続かないだろうと整理して、世界国債を買い進めたことだと思います。それ以外の動きはそんなにパフォーマンスに影響はしていないと思いますが、個別株はリターン狙いに絞っていって、ディフェンシブな個別株は売却して投信にまとめたため管理はしやすくなりました。当面の方向としては配当株が上がり過ぎている感じなので下げたら買い増し程度で、成長株が十分売られた感じなので、今のうちに仕込んでいきたいという計画をしています。
対前年末 +1.9%(先月比 +1.9%)
複合ベンチマーク
対前年末 +3.3%(先月比 +3.3%)
複合ベンチマーク構成
eMAXIS Slim国内債券インデックス 25%
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) 75%