2022年11月末までの投資状況をまとめました(12月2日締)
11月は個々の情報から良いとこ取りで楽観的な雰囲気が継続された感じでした。特にパウエル発言がそうで、「物価上昇は穏やかになってはいるものの、まだまだ高止まりしているので金利は上げ続ける必要がある。但し景気を考慮して上げ幅は抑えていきたい」という基本的なところ全く変わっていないにも関わらず、金利の上げ幅は抑えていきたいのところだけで上げていたようです。もう一つは中国でゼロコロナの見直しデモにより政策変更の期待から大きく上げてきました。ただどちらも都合の良い解釈で、米国の金利はまだまだ上げ続ける事から積極的な買い材料にはなり得ず、うまくいけばソフトランディング、むしろ長期低迷の可能性が上がったように思います。それと中国に関してはデモが活発化すれば一時的に引いたようになるものの、この程度で見直す事は考えられず、少し緩和して感染者爆増により再度厳しくなるぐらいの落ちになるのではと思っています。
こういう状況での投資ですが、株式相場はわりと良かったにも関わらず、為替が円高に動いてきたためこれまでとは逆の形でマイナスとなり、結果として先月比でほぼ変わらずという数字となっていました。投資方針はコア&サテライトで特に変わらずですが、追加で新たな動きとしては、アセットアロケーションの低リスク資産という位置づけの債券は金利上昇により値下がりリスクがあるため現金で維持していたのですが、米国金利もやっとゴールが見えてきたので現金の一部を外国債券に切り替えることにしました。相場の見通しとしては景気悪化により長期低迷という予想なので、とりあえず保守的な管理をしていく予定です。
対前年末 +1.2%(先月比 +0.1%)
複合ベンチマーク
対前年末 -0.4%(先月比 +0.8%)
複合ベンチマーク構成
eMAXIS Slim国内債券インデックス 25%
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) 75%