2020年12月末までの投資状況をまとめました(12月30日締)。これで2020年最終の結果となります。
対元本 104.9%
対前年末 4.9%(先月比 +1.8%)
複合ベンチマーク
対前年末 6.5%(先月比 +2.5%)
複合ベンチマーク構成
eMAXIS Slim国内債券インデックス 24.5%
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) 75.5%
来年から使用予定の新ベンチマーク構成
eMAXIS Slim国内債券インデックス 25%
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) 75%
2020年はプラスではあったものの、ベンチマークに対してマイナスという結果でした。残念な気持ちはありますが、当初のアセットアロケーションで国内優待株が7割近くあったため仕方無い部分はあります。アセットアロケーションについては別途振り返るとして、ここでは年間のパフォーマンス推移を確認してみます。
1~2月
当初無難なスタートだったのですが、2月最終週で大きくマイナスとなりました。今年のベンチマークは日本株と世界株を分けて計算していたたため分かり易いのですが、日本株が先行して大きく下げたため、自分のも一緒でした。ただコロナの影響を少なく見積もっていたのと、10%程度下げる事はたまにあるので気にしていなかったと思います。
3~4月
3月になってコロナの影響は大きい事はわかりましたが、基本的にアセットアロケーションに沿って運用することにしているため、この時にしたことと言えば債券を売って、世界株式インデックスを買う事と、保有株式で高いと思ったものを売却して安いと思ったのに買い替えるぐらいでした。3月は優待権利の多い月のため世界株式に対してマイナスは抑えられていますが、その反動が後からきました。振り返ればここで優待株に見切りをつけて米国ハイテク株に振り替えれば良かったのでしょうが、そこまで考えつかなかったです。
5~6月
4月終わり頃からさすがにこれはまずいと気付きました。そのためこの頃から優待株を売却して、世界株式と米国ハイテク株に切り替え始めました。米国株の勢いが違ったので、その判断は結果として表れているようです。一方でバランスとしてディフェンシブ系も買い進めていたようですが、これは良くなかったと思います。
7~8月
米国株はそのままに、日本株も優待株から新興株に切り替えていったようです。ほぼ順張りで勢いだけで買っていた部分があり、リターンを上げるため調子に乗っていたため、その反動がこの後から来ました。
9~10月
この頃からワクチンが現実的な形で見えてきましたが、一方で米国大統領選挙が良くも悪くも影響を与えていたため、自分的には方向性が見えていなかったと思います。特に悪かったのはシクリカル系や大型株が比率として少なかったため波に乗れなかったことと、中小型の成長株と思っていた銘柄に拘った事がマイナスに影響しました。なおこの頃でやっとアセットアロケーションの見直しが終わっています。
11~12月
アセットアロケーションの見直しが終わり、その中のポートフォリオをまとめていく期間でした。相場はワクチン相場になり、さらにベンチマークに対して差が広がっていく状態でした。特に株価下落の時に買い進めていたディフェンシブ株が良くなかったため見切りをつけています。一方で指数対策として各種ETFや投信も加えたことで全体の構成は良くなったと思います。
年間を通して
コロナと金融緩和に振り回された一年でした。良かった点は3月に株式を売却せずに債券売りと世界株買いを進めたことと、その後に優待株売りと米国ハイテク株買いに切り替えたことでした。逆に悪かったのはアセットアロケーションの見直しがゆっくりだったのと、シクリカル銘柄を敬遠し、ディフェンシブ銘柄を重視しすぎた事かなと思います。ただ全体で言えば大きく負けることは避けられて、ベンチマークにはついていきながらアセットアロケーションの見直しで今後の準備ができたため悪くはない結果だっと思います。もし3月に大きく勝負に出ていれば結果は違ったものになるでしょうが、3月の下げたところで1年ぐらいは低迷する予定で計画を立てていたので、その予想は外れたことになります。ただもし今回と同じような事が発生したら、その時も同じようにすると思うので、今後も大きく勝つことはないでしょう。
とりあえず今年も投資が継続することができて良かったと思います。来年も無理のない範囲で平均+αが狙えるように、色々と考えてみます。