ブライトホライズンファミリーソリューションズ
(BFAM)
ブライト・ホライズン・ファミリー・ソリューションズ(Bright Horizons Family Solution Inc)は育児と早期教育サービス、並びにほかのサービスを提供しています。事業内容は従業員給付パッケージの一環として、育児やその他の依存型ケアソリューションを提供する雇用主との複数年契約の下でサービスを提供しており、そのセグメントには、フルサービスセンターベースの介護サービス、バックアップ依存型ケアサービスおよびその他の教育助言サービスが含まれます。フルサービスセンターベースの介護サービスセグメントには、センターベースの子育て、就学前教育および初等教育が含まれ、バックアップ依存型ケアセグメントには、センターベースのバックアップ保育、在宅ウェルチャイルドケア、在宅軽度の子育て、および成人・高齢者ケアが含まれます。その他の教育助言サービスセグメントには、大学準備および入学アドバイザリーサービス、ならびに授業料償還管理および教育アドバイスサービスが含まれており、サービス展開として世界中で約1000の育児室を運営しています
事業展開
上記のようなサービスセンターを全米を主として展開しており、事業規模では全米トップの会社となっています。
業績の推移
業績は安定して伸びてきています。
事業拡大の背景にあるもの
日本も同じようなものだと思いますが、共働きの増加や女性が働く比率が上がり、子供を授かる年齢が上がっているため全体に子供の世話が大変で、合わせて年配の親の面倒もみないといけないため外部サービスの需要は伸びているようです。なおアメリカはこういう面での公的サービスは少なく、民間を利用するため総じて費用が掛かるようです。
企業目線でのブライトホライズンのサービスについて
まず日本と大きく違うのはこちらの会社のクライアントは企業という点です。企業が契約して従業員に福利厚生サービスとして提供しており、その企業数は大手を中心として多岐にわたっています。理由は当然ながら優秀な社員に辞めて欲しくない+人材募集の支援材料となるためでしょう。また昨今当然となりつつあるESG投資としても、女性の社会での活躍という面でブライトホライズンのサービス提供を有用だと思います。
従業員目線でのブライトンホライズンのサービスについて
通常個人で民間サービスを利用するとかかる費用を会社側で提供してくれるので、その点だけでもメリットは大きいのですが、こちらの会社のサービスはそれ以上に幼児から小学生までの早期教育という面でも優れているようで、子供それぞれに合った教育プログラムを作成して屋内・野外での勉強から体験まで提供しています。
また過ごす時間も放課後だけではなく、学校の休日、夏休みは預かるだけでなくサマーキャンプまで実施しており、家庭で過ごすよりも学習の準備は早く、親の満足度はかなり高いようです。親が出張でも預かってくれ、子供が病気などになったら呼び出しという事が心配ですが、これも病児保育という形でサポートしているため働く側としては心配事が少なくなりそうです。
なお質を向上するためコストはかけてますと内容も含めて紹介されており、実際に料金は相当高いみたいです。
まとめ
アメリカを大企業を中心として多くの企業の従業員向けに提供している、ブライトホライズンファミリーソリューションの保育などのサービスは企業・従業員とも満足度は高いようで、圧倒的なトップシェアとなっており、今後も企業の標準的なサービスとして伸びていく事が期待されます。昨今のESG投資の流れにも合わせて関心の高いビジネスモデルだと思います。あと書き忘れていましたが、こちらも無配当です。