国内外成長株より今年の国内株のポートフォリオを紹介したのですが、こちらのグループは成長性は期待できるものの、全体的に割高感はありボラティリティは大きいため値動きは荒くなります。そのためこれだけを保有しているとなかなか気が休まりません。
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こういう時のために組み合わせとして高配当株グループを保有していると、少し安心感が出てきます。そのため先日紹介したようなポートフォリオも合わせて保有するようにしています。
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効果に関しては分かり易い例として、それぞれのグループより代表銘柄を一つ選んでチャートの比較をしてみます。
期間 2017年1月~2019年12月末(3年間)
NTTドコモ 110.4%
SHIFT 604.5%
まず先に断っておくと、このようなデータは銘柄の選択や、期間の切り取り方でいくらでも変化するため、あくまでも参考程度となります。そのうえで比較してみると以下のような傾向が見られます。
大型高配当株
- 値動きはゆるやかで、リスクは少なめ。
- 成熟した株なので期間内での株価上昇も少ない。
- チャートには含まれていませんが、高配当なので、配当再投資でもう少しリターンは良くなる。
中小型成長株
- 値動きは激しく、リスクは大きめ。
- 成長中の株なので、期間内での株価上昇は大きい。今回はプラスになっているが、タイミングによっては、大きく下げている可能性もある。
- 配当性向は低い事が多く、配当再投資の効果は少ない。
まとめ
大型高配当株と中小型成長株のどちらが良いとかではなく、目的によっては両者を保有することで、資産を増やすという点で近道になる可能性がありそうです。大型高配当株だけだとなかなか増えていかないという点があり、これはリスクを避けるあまり、逆にリスクを取らないというリスクを取ってるためだと思われます。一方中小型成長株だけだとリスクテイクが多過ぎて下落した時のダメージが大きく、復活が難しくなります。
そんなわけで理想と現実が必ずしも一致するわけではないのですが、自分的には大型高配当株と中小型株が対となってこの投資は成り立っていると考えているので、それぞれの中身は入れ替えつつ、両者でリバランスをして管理していきたいと考えています。
なお投資の考え方は人それぞれなので、最終的には好きな方法でやるのが一番だと思います。