2022年9月末までの投資状況をまとめました(9月30日締)
9月は世界中で、セクターもあまり関係なく全て値下がりしていた印象です。そのためコアの世界株式もよく下げていて昨年比マイナスになってしまいました。先月からの影響の大きかった出来事と言えば、パウエル発言とトラス政策だと思いますが、パウエルの方は思っていたよりは踏み込んできたものの、想定外と言うほどではなく、むしろ市場が楽観的過ぎただけという感じです。トラスについては減税を公約に上げていたとはいえ、状況的に見ればちぐはぐで、何をしたいのか不明なので今後しばらくは混乱するかもしれません。ただ米国インフレについては物に続いて、人もやっとピークが見えてきたように感じます。とかく失業率が注目されることが多いのですが、むしろ労働参加率が上がってきている事の方が大事で、これまでコロナの給付金で生活していた層もインフレで食料が高止まりして、お金が無くなったためいよいよ働かざるをえなくなったという事でしょうか。こうなってくると人手不足や賃金上昇は徐々に解決していくのではないかと予想しています。
なお投資環境はとても悪く、予定通りとはいえ景気悪化は確定な感じで、しかもコロナの時にインフレは一時的なものだとして大量のお金をばらまいたせいでかなり買われたため、この逆になった時、底が見えないまま1年かそれ以上は下がり続ける可能性があり、資金コントロールはちゃんとしないと途中で弾切れになる恐れもあるので、とにかく急がないというのが大事かと思っています。
この状況を受けての投資方針ですが、特に変更はなく設定したアセットアロケーションに沿ってコア&サテライトと現金(状況によっては債券)は維持する予定です。こういう時に一般的にやってはいけないのは、積み立てているコアの世界株式の一時停止、売却、あるいは減額なので、そこは気持ちを強く持って続けていきたいと思います。
対前年末 -2.1%(先月比 -4.9%)
複合ベンチマーク
対前年末 -5.1%(先月比 -6.3%)
複合ベンチマーク構成
eMAXIS Slim国内債券インデックス 25%
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) 75%