今週の取引 と振り返り
売り:三菱商事、中華電信(CHT)、モザイク(MOS)、SBI-中国A株インデックス
買い:ヤマダHD、ハリバートン(HAL)、テナリス(TS)、FMC(FMC)
積立:なし
- 三菱商事を売却しました。現在事業的には追い風で株価も上げてきているので売るタイミングではないとは思いますが、サハリンの事業継続リスクは大きいと考えたためです。
石油メジャーが異例の速さで撤退を決断したのは、過去の原油流出事故で社会的な非難を浴びて、その払拭に長い年月を要したためでしょうが、今回はそれ以上のリスクと判断したのだと思います。
ウクライナ政府が取り上げることではないかもしれませんが、生死がかかっていることを考えれば必要なことだとも思います。このリストに載った企業はそれぞれ事情はあるとはいえ、マイナスイメージは尾を引きそうです。
- 中華電信を売却しました。ここまでは安定はしていて目的通りなのですが、やはり値上がり期待は少ないことと、中国の台湾進攻はすぐにあるとは思っていませんが、それを懸念して台湾市場は伸び悩みそうというのが理由です。
- 戦争絡みが続きますが、中国ETFを売却しました。心情的な面もありますが、投資としても今回ロシアの侵略戦争を露骨に支援しているため、今後脱中国の流れが強くなり、経済的に伸び悩む可能性を考えました。
- 肥料のモザイクを売却しました。カリウム系肥料ではイントレピッドを買っていることと、そもそも肥料銘柄が多いので銘柄整理のためです。なお農業銘柄として代わりに農薬のFMCを新規に買っています。
- ヤマダを優待株とて新規に買いました。優待改悪して一旦売却していましたが、そこから十分売られた感じなのと、成長期待は無いものの、今の優待配当利回りなら一応範囲内という判断です。
- 欧米で環境対策の方針が一時的にはカーボン排出量が増えても脱ロシアを優先するという形に変わったようなので、今後停滞していたエネルギー開発が進むと予想され、関連銘柄としてハリバートン、テナリスを新規に追加しました。
ジムインテグレーテッドシッピングサービシズ(ZIM)
現在海運業界は活況のようです。世界中で物が足りない、動いていないということでしたが、戦争でさらに荷動きが難しくなり、運賃は高止まりすればさらにそんな状況は続きそうです。こちらの会社もそういったところのひとつですが、他の海運会社と異なるのは自社船舶を持たないアセットライトな海運会社という点です。メリットはもちろん船舶への投資、管理コストが必要ないということですが、逆にデメリットはどうやって引き受けた荷物に対応した船を借りてきて、オペレーションをすすめるかということですが、今のところシステムとしてうまくいっているようで、指標が抜けた存在となっています。
拝見しているブログで紹介されている方がいらっしゃいました。こちらの方が詳しいです。
なお銘柄選定の時に配当は優待株以外は見ないので、気にしていませんでしたが、どうもこの会社は高配当ということで話題に上がっているようです。ただSBIとかだと特別配当を事務的に計算に入れているためか、利回り90%ぐらいと変な状態になっています。本当にそうなら嬉しい限りですが、多分通常の配当なら15%ぐらいだと思います。なお今月がその特別配当のようなので、下落覚悟なら配当取りを狙ってみるのも面白そうです。