端株でのんびり投資日記

気の向くままに端株でのんびり投資した記録の数々です

2021/10/25~10/29 今週の取引と振り返り

今週の取引 と振り返り

売り:SRE-HD、フェイスブック(FB)、アマゾン(AMZN)、アップル(APPL)

買い:eMAXIS-Slim全世界株式(オールカントリー)、iFreeレバレッジS&P500

昇格:リチウム・アメリカズ(LAC)

  • SRE-HDを一部売却して残していましたが全て売却しました。不動産取引データのAI分析ということで伸びてきて、これからも成長性はありそうです。ただ期待値が高過ぎるのかボラティリティが大きいのと、株価がついてこれなくなっている感じだったのが売却理由です。ソニーグループの中でエムスリーのような存在を目指しているということでしたが、今後株価の動きもそれに近くなっていくのではというのが気になる点でした。
  • フェイスブックの残り全部、アマゾンも全部、アップルは一部売却しました。GAFAMとして保有していましたが、ここ最近の風潮としてその強過ぎるビジネスモデルが悪いという流れがあり、それを懸念してのことになります。フェイスブック(メタ)はビジネスモデルが揺らいできている感じがしたため、アマゾン、アップルは次の展開が見えないことが売却理由です。アップルを一部残しているのは還元性は高いので少しは持っていてもいいかなという感じです。なおいずれの会社も業績面で考えるとまだまだ成長性はあり、ビジネスモデルとしても少し気になる点はあっても強い地位にあるというのは変わらないので普通に保有し続けても問題ないとは思っています。

GAFAMからGATAMの時代に変わったようです。

  • Slim全世界株式の積み立て週だったので買い増しました。ここ最近はずっと高いところで買っている気がすると書いていますが、結局買い続けていたことが今のところ正解だったようです。円安も味方して今月はすごく上げたようでした。

全世界株式はNISAで細々と積み立てているのですが、立憲民主党が政権を取ると課税させるように変更になるみたいで、とんでもないことです。

  • 少し買って観察中だったIFreeレバレッジS&P500を買い増しました。アマゾンとか売却したのでその移動先となります。こちらにした理由は、米国大型株をある程度抑えておきたい。但しハイテクが今後もいいかはわからないのでナスダックよりはS&P500の方、逆にハイテクがいい場合も考慮してS&P500ならレバレッジをかけてみるといったところです。ついでに為替はどうなるかわからないので、コアの全世界は為替ヘッジ無しなので、S&P500は為替ヘッジ有りを選んでみました。
  • 監視銘柄のリチウム・アメリカズを主力に昇格しました。社名のとおりリチウム鉱山の採掘を行っています。環境にいいのかわかりませんが、自動車はEVの流れになっており、その分野も投資対象として無視するわけにはいかなくなりました。ただ自動車会社は多数あり選択が難しい状態で、電池は部材が揃っていればある程度生産できるような状態になりつつあり規模による価格競争という雰囲気を感じます。それに対して当面電池の主力になりそうなリチウムは素材として高値を更新しており、今後も当面需給関係は締まっていそうなので素材として期待できそうというのが昇格理由です。なお現時点では鉱山2ヶ所の開発中で来年から本出荷の予定であり、ビジネスとしては不確定な部分が多い会社です。一応採掘コストは他社と比べて安いらしいので競争力はあるようですが、リチウム素材の本命と思われるアルベマールと比べるとかなりギャンブル性の高い銘柄と言えるでしょう。

今週の相場の印象

  • 国内市場は停滞状態が続いているようで、マザーズ銘柄で大きく動く銘柄はあるものの、買い難い相場が続いているようでした。強かったのは半導体と海運でしたが、今さらという感じもあり、また下げて上げての事なので結局何も変わっていない気がします。一応選挙ですが、これで何か変わるのか、あまり期待できない状態です。

保有はしていませんが、ちょっと前に100株株主には優待改悪となった吉野家が値上げです。物価が上がらないと言われ続けていた日本もエネルギーに続いて着実に物価上昇が始まっているようです。

  • 米国株は特に書くことも無く、今週も強かったです。GAFAMのバラツキはあったものの、代わりの銘柄も多数あり、全体に業績が良いところが多いため指数で保有していればどうにかなると思われる相場だったように思います。今気になっているのは強過ぎるビジネスモデルが悪いという雰囲気で、それが今後の成長の妨げにならないかという部分です。
  • 新興国では中国株が不安定になりました。チャイナテレコムの免許取り消しで米国との関係悪化を懸念してハイテクが悪くなったようでした。相変わらず恒大等の不動産会社の行方は怪しい感じで、割安という声も聞きますが、あまり手を出さない方が良さそうな気がします。

今週の恒大という感じでここ最近は見ていますが、政府からは助けないという引導を渡されたようです。果たして再建計画はうまくいくのでしょうか。

今後の予定

ここにきて企業間のサプライチェーンの優劣で業績に与える影響が大きくなってきました。特に中国の電力問題に起因する生産停止や、東南アジアのコロナなどからくる工場停止は長引きそうです。これまで銘柄選定で技術力やビジネスモデルは見ていましたが、今は資材の調達力が重要な部分なようなので、改めて保有銘柄や監視銘柄の状況を確認しておきたいと思います。

雑記

米国株のところでも書きましたが、強過ぎるビジネスモデルは悪いという風潮は個人にも及んでいるようで、アメリカンドリームを成し遂げた成功者を許さないというような事になると、やっている事は中国の共同富裕と同じでまるで社会主義のような感じがします。

一応見送りとなったようですが、ビリオネア税という発想は今後も出てくるかもしれません。

今週は日本も選挙で、さすがにNISAに課税の党が勝つことはないと思いますが、たとえ自民党が勝っても掲げている「成長と分配」がどのようなものになるのか怪しいものです。とりあえずお金をばらまいて、その後にくる成長路線をどう描くのか楽しみにしています。

  f:id:kamekichi-s:20200711181706j:plain