端株でのんびり投資日記

気の向くままに端株でのんびり投資した記録の数々です

2021/10/4~10/8 今週の取引と振り返り

今週の取引 と振り返り

売り:フェイスブック(FB)、ダナハー(DHR)、レブリジェン(RGEN)、島津製作所

買い:農林中金長期厳選投資おおぶね、ブライトホライズン・ファミリーソリューション(BFAM)

昇格:コノコフィリップス(COP)

  • フェイスブックを一部売却しました。GAFAMの一角として存在感は十分で成長性はまだまだあると思います。ただ扱っている情報の種類が起因するのか、もともとそういう社風なのか政治、あるいは社会との摩擦が多いのが気になっていました。今週は利用できなくなったりと問題も発生し、今後も心配な部分が多いのが売却理由です。なお個人的にはSNSは使わないし、見る事もないので特になくても困らない存在なのも売却した理由と言えます。
  • ダナハー、レプリジェン、島津製作所をそれぞれ売却しました。先週コロナの治療薬の可能性が報じられていましたが、それも含めてコロナに関して医療機器などの株価の嵩上げは止まり、しばらくは伸び悩みそうというのが売却理由です。そのためある程度銘柄は絞ることにしました。今後もコロナの感染再拡大はあるでしょうが、それによってヘルスケア関連が広く値上がりしていくことは期待できなさそうです。なおいずれの会社も投資対象として悪い点は無く、もう少し長期で考えるなら保有する選択肢もあると思います。
  • おおぶねを買い増ししまた。いつもの定期積立ですが、今月は少し安く買えたかもしれません。
  • ブライトホライズンを買い増しました。米国トップの保育会社で、その他校外学習なども行っています。コロナによって事業は厳しい状態でしたが、やって落ち着いてきてオフィスへの復帰、あるいは学校の登校再開も増えてきて保育事業を中心として回復が期待できそうです。今の雇用そのものは十分伸びている感じはしませんが、人出不足というのはよく話題に上がり、解決のため雇用条件を競って上げているようなので、働きやすさのため優良な企業内保育というのは企業から提示する条件として評価が上がるのではないかと思います。
  • 監視銘柄として買い付けを進めてきたコノコフィリップスを主力に昇格しました。考えとしては以下のようになります。

とりあえず今はエネルギーが高騰しているので事業環境は良さそうです。

通常はこの状態ならエネルギー開発が進み、供給が増えるはずですがESGということで今後も新規油田・ガス田は容易に増える事はないでしょう。

むしろエネルギー会社は保有している油田等を売却している状態です。シェルは本来なら環境対策として先頭を走っているはずでしたが、天然ガスを既存エネルギーとして分類されたので目算が狂ったようです。

エネオスもそちら方向のようです。

果たして今後石油等の需要は落ちるのかですが、やや見込みとして過大な気はしますが、今後さらに伸びるということでした。本当に?

以上の事から今後新規の油田等の活溌は進まないため供給は絞られるうえに、需要はまだまだ伸びる環境の中で、競合他社から開発済の油田・ガス田を安価で買収すれば初期の開発コストは少なくして価格競争力を保ち、残存者利益を伸ばして行けそうというのが購入理由です。

今週の相場の印象

  • 国内市場は厳しい始まりで、最後に戻したとはいえ成長株には特に悪い週でした。ちょっとだけ良さそうだった経済再開銘柄も微妙で、とにかく値動きが荒く手を出しにくい状態で、こういう時こそ割安な優待株があれば狙ってもいいのかもしれません。
  • 米国株も微妙で日本よりはましなものの、目立って良かったのはエネルギー関連ぐらいで後は情報技術も止まった感じで、ヘルスケアが悪かった週でした。恒例となっている債務上限問題は特に気にしていませんでしたが、雇用関係が分かりづらく、レジャー関係も動きは良さそうなのに踏み込めない、動きの読めない相場が続きそうです。
  • 中国は休み明けに戻していましたが、とりあえず何も問題は解決していないし、むしろ悪くなりそうな予感しかしません。ロシアはガス供給に関して硬軟織り交ぜてしたたかさを感じます。一旦供給拡大としてガスは値下がりしましたが、むしろプーチンが主導権を取った形になったので、今後どうなっていくかとても楽しみです。

今後の予定

来週は恒大に次の社債償還があるようですが、そろそろ売却できる資産も少なくなってきているようなので、デフォルトになった時の市場の動きに対する対応を考えておきたいと思います。

雑記

EV先進国のノルウェーが記事として上げられていました。人口が少ないとはいえ国策としてやればできるという事でその実行力はすごいと思います。

但し行きすぎた政策変更は本当に正しいのかは気になります。世界有数の産油国ですが、国内の電力は水力発電で賄っているようで、それが水不足で困っているようです。このままだと充電できずに車が走れなくなりそうです。

自然を利用するエネルギーはどれだけ環境にいいのかというのに疑問がありますが、それ以上に自然を制御して自分たちの思うままにするような考え方になっていくと、いつか大きな反動が来るかもしれません。

昨年はコロナ感染で水質とか空気が良くなったようでした。結局経済活動を緩めて、消費も減らしていくのが手っ取り早い環境改善になるとは思います。ただ株は大きく下げそうなので、それはちょっと困るかもしれません。

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