端株でのんびり投資日記

気の向くままに端株でのんびり投資した記録の数々です

2021/9/20~9/24 今週の取引と振り返り

今週の取引 と振り返り

売り:ペイパル(PYPL)、アメディシス(AMED)

買い:レプリジェン(RGEN)、アンバレラ(AMBA)

  • ペイパルをを売却しました。キャッシュレス決済大手として伸びてきて、これからも市場は拡大すると思いますが、与信管理を別とすれば技術的にそこまで難しいものとは思えず、そのため新規参入が続々と現れています。IT関連企業と従来の金融業の双方から入ってくるため競合も激しくなり、今後は期待するほど伸び無さそうというのが売却理由です。
  • メディシスを売却しました。ホスピス大手の一角で、買収も続けており事業は拡大傾向にあります。一方で大きく下げてきた原因として人出不足が懸念されており今後の見通しが不鮮明だったというのがあります。そういう中で拡大戦略と人出不足が悪い形で重なっているのではというのと、それなりに競合の動きも活発なので今後の大きく戻していかないだろうというのが売却理由です。なお米国も高齢の人は増えてきているため、ソーシャルサービス関連についてはまだまだ伸びる余地はあるかと思います。
  • レプリジェンを買い増しました。今のところ事業は好調で株価も上げてきていますが、他の医療機器銘柄と比較して少なかったのと、今後も医薬品開発等で抗体は重要な物というふうに考えたのが買い増し理由です。
  • 監視銘柄のアンバレラを買い増して主力ポートフォリオに追加しました。動画・画像・音声の機能統合した半導体で使用実績も多く伸びてきています。当初GoProと組んでいましたが、その後決別して多用途の展開を進めています。モバイル機器、パソコンから監視カメラまで画像処理の必要な場面は多々あり、今後は自動運転まで考えると高性能の画像用半導体は伸びる余地は大きいいうのが買い増し理由です。少しずつ買ってはいましたが、今週下げていたのが追加で主力入りのきっかけとなりました。

今週の相場の印象

  • 国内市場はしばらく下げるかと思っていましたが、まさかの戻りでした。週初めで動いていたのは旅行関連で、それは継続しながら金曜は全面上げと予想は大きく外れてしまいました。ワクチン接種率が上がりコロナ感染者数の減少は観光・飲食関連銘柄には寄与しているとは思いますが、今後の流れとして規制が緩和され、気が緩んで旅行に行く人が増え、マスクも外して動き回りブレークスルー感染により再拡大するというのが海外での傾向なので、日本も同じようになり年末に緊急事態宣言というのが心配です。
  • 米国株も調整に入るだろうと思っていたらあっさり戻してきました。印象としては売りが弱いというのが大きいです。ベアETFの動きで気になっていた事ですが、相場として下げてETFが値上がりしたら早々に手仕舞う動きで戻していて、そこに押し目買いも入っているのか値下がりが続かない感じでした。今年はゲームストップでショートポジションがやられたためか全体にこういう傾向が見られます。なお理由はわかりませんが、米国も旅行関連は全体に良かった印象で、そもそも消費は強いのかどうかや景気判断もわからない不思議な状態です。
  • 中国株は投信の世界株以外では保有していないので、特に相場は見ていません。恒大集団がどうなるかというより、その後が気になっています。

今後の予定

中国恒大集団の破綻が懸念されたり、緩和されたりと相場を賑やしています。マスコミとかはリーマンショック級の問題発生と煽ったりしていますが、あの時のように債券のレバレッジレバレッジなどリスクを拡大した運用とは違うので、単独では大きな問題とは思いません。一応予定としては恒大集団は破綻して、今の本体は分離して会社整理、住宅分譲などの事業はバルクなりなにかで別会社が引き取り、分譲を継続して片付け、融資した銀行の債務は放棄か、大幅な減免、最後に住宅購入者は大幅な値下がりで資産価値の減少という感じになるのかと考えています。他の大手も続けばそれなりに経済的な影響は大きいでしょうが、基本的には中国国内の問題と思うので事例として近いのは日本のバブル崩壊かと思います。そのため中国の経済にはそれなりに悪影響を引きずると思いますが、その他の国にはそんなに影響しないと思っていました。ただ今週の相場で恒大の破綻懸念とその緩和で日米とも株価は動いていたので、実際に破綻すると一時的に大きく下げるのだと思います。

ここまで書いてきましたが、今後はこの考え方で良さそうかどうか色々調べていく予定です。

雑記

ここ最近エネルギー関連の銘柄が好調で、それに関連したニュースも色々出ていました。

さすがに目ざといファンドはこの投資機会を見逃さなかったようです。

エネルギー不足は欧州で特に悪そうですが、環境問題としてクリーンエネルギー等で理想論を語っている割には実際の生活はぐだぐだという感じがします。

今週特に引っかかったのはこのニュースで、現在ESGの観点で従来エネルギー分野の投資は行わず、新エネルギーに対して色々と進めていますが、今後の需要の伸びとコストを考慮した時に本当にうまく入れ替わるのか疑問を感じます。そのため投資対象として従来エネルギーの資産を安く買い集めて残存者利益を取っていくところの方が魅力がありそうな気がしてきました。

日本はやたら太陽光が好きですが、本当にそれをどんどん進めて大丈夫なのか気になります。

  f:id:kamekichi-s:20200711181706j:plain