今週の相場、取引の振り返り
- 日本株は新興株あたりが全体に良好で上げていました。ただ材料としているのがデジタル庁なので、砂上の楼閣に突き進んでいる感じで、好調ながら確信が持てる相場とは言えません。しばらくデジタル化がどうなるか様子見です。また問題点として今後の成長のためデジタル化は進めてもらいたいところなのですが、一方で社会・経済の効率化が進んでいくとこれまで人手を介して行っていた仕事全般が無くなるため、企業内失業や本当の失業が多くなり、一時的には雇用の悪化が進む可能性があります。そうなった時にどう対応するのかも気になっていましたが、一応対策を検討するようなニュースも出てたので、その計画を追っていくと同時に、関連性のある銘柄も検討していく予定です。
- 米国株は下げていってましたが、一旦底をつけたか、まだまだ下げるのかわからない相場でした。こちらは計画に沿ってポートフォリオの整理を進めていきました。売却理由としては今後の伸びに対する期待、もしくは値下がり局面での耐性の強さで選んだつもりです。
- 住宅はまだまだ好調のようで上げてはいたものの、発電機のGNRC、家の改修工事のIBPはここから利益を大幅に伸ばすかわからないので売却し、住宅のネット情報トップのZGにまとめていくことにしました。住宅や中古車は売れすぎて足りないようなので、今後も期待しています。
- 情報技術で優良会社だと思っているANSSも売却しました。CAEトップで長期で保有していてもいい銘柄なのですが、分野は全く異なるもののEPAMと株価推移が似すぎていて、利益という点ではちょっと差がありそうなので一旦こちらにまとめていきます。ただANSSのデジタルツインは今後有用な技術なので結局買い戻すかもしれません。
- 衣料品ブランドの安売り店のBURLも利確しました。業界3位ながら2位のROSSから経営陣を引き抜き昨年は好調の一途でした。ただコロナの影響は大きく、今後しばらくは厳しい可能性があります。またTGTがここにきて価格面と食料品も扱っている便利さで相対的に強くなっているのも脅威です。そのため当面は小売りは低価格コンビニ＋百均みたいな業態のDGにまとめていきます。
- 旅行関連でまとめサイトのEXPEは世界2位とはいえ、それなりに競合があるのと、当面気軽に沢山の人が旅行に行くには時間がかかりそうなので売却しました。代わりに限られた人数になるクルーズのRCLにまとめていきます。クルーズは再開されていないものの、世界で実質３社の寡占なので参入障壁はそれなりに高く、コロナ感染もエリアが限られているため対策はしやすい事、また価格面でも融通が利きそうというのが理由です。例えば乗客半分にして価格は倍でもクルーズの客ならいけそうな感じがします。もし映画とかでそれだと客が来ないかもしれません。
- 今週の気になる銘柄はDKNGです。アメリカでオンラインギャンブルとしてカジノ、ゲーム、そしてスポーツ賭博を運営しています。これまで保有していたCHDNは大きく動いた週でしたが、売却しました。強みである競馬部門のケンタッキーダービーまでに売った方が良かったかもしれません。現在もオンラインギャンブルは良さそうですが、それなりに競合はしており、競馬をスポーツと捉えると他のスポーツも再開され、少し興味が他に移りそうです。またカジノも再開されましたが、もともと競合相手としてラスベガス銘柄があるためどうなるかです。そもそもカジノ施設や、付加価値だったラスベガスの施設全体が今後は重荷になる可能性も指摘されており、むしろネット専業でブランド価値やデータ集積が進んでいるDKNGの方が有利かと思い、切り替えました。今後のユーザー世代にはカジノよりファンタジースポーツの様なゲーム性のあるものの方が馴染みが楽しめて広がりそうというのも理由です。
今週の問題点
- 国内成長株はポートフォリオが概ね固まったため、あまりすることが無く暇になった。得てしてこういう時は必要もない無駄な取引をしがちなので、慎まないといけない。
- 米国株は整理が進んだように見えて、新規の銘柄も買ったため結局一進一退の状態だった。いまいち計画性に欠けている。
- 中国株がやや厳しい雰囲気がある。ここから買い増すかどうか判断が難しい状況。
今後の計画
それでれの国で好不調があるものの、総じて様子見をするしかない状態のため、取引は少なくしていく予定です。特にすることも無く暇だと無駄な取引をしてしまうため、テーマとして「デジタル化による雇用悪化対策の労働移動支援」について調べておきたいと思います。
