端株でのんびり投資日記

気の向くままに端株でのんびり投資した記録の数々です

債券が株式と負の相関関係にあるというのは、どこまで正しいか

投資でアセットアロケーションを考える時にほぼ出てくるのが債券と株式の比率をどうするかだと思います。そしてこの場合債券と株式の関係は下記のような感じで検討しているのではないかと思います。

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この中で国内債券などでやや違和感を最近感じていたので少し売却したのですが、海外(米国)市場のETFでも比較をしてみました。

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比較した期間は今年の1月から現在までで、対象としたETFは以下の4種です。

  • SPY(SPDRS&P500ETF
  • BND(バンガード・トータル債券市場ETF
  • TYD(Direxion daily 7-10 year treasury bull 3X)
  • TMF(Direxion daily 20+ year treasury bull 3X)

BNDだとわかりにくいのでレバレッジ3倍のも比較対象に加えてみたのですが、違和感を持った先月あたりから相関が少し変わっているようにも見えるような、気のせいのような微妙な結果でした。そんなわけで気のせいとしても良かったのですが、今年はバンクオブアメリカが債券にネガティブな意見を色々出していて、先々月にも次のような感じで出していました。

vaaju.com

概略では債券と株式が負の相関関係にあるのは2000年以降の約20年間だけで、それ以前の65年間は大半が正の関係であったため、今後またそのような形になる可能性もあり、その場合アセットアロケーションで適正と思われている株式60%:債券40%という比率は見直す必要があるという内容でした。詳細は記事を読んで頂ければと思うのですが、そのグラフだけ抜粋しておきます。

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この記事だけでは現在と政治・経済ともに状況が異なるため、いきなりアセットアロケーションを見直す事はありませんが、一応データとして存在しているため無視もできないので、今後少しだけ考慮していきたいと考えています。

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